日デU-UA440LSN 　U-車・一般車
日デのU-車は全車ともこの型式です。北九州を中心に、一部福岡にも新製配置されました。西鉄はU33系を購入しなかったこともあり、正方形のフォグランプはU-車以降の識別ポイントになっています。板バネ一般低床の偏平タイヤで、ウレタンハンドルが標準仕様になっています。クーラは電装の直結式後部搭載。

日デU-UA440LSN 　U-車・CNG
1994年運行開始のCNGバスです。日デのCNG車としては第一陣に相当します。車内は一般低床車と似ていますが、軸重制限の関係で、中扉から後方が1列少ないほか、立席部も面積を狭くして定員を減らしています。クーラは電装のパッケージクーラで、コンデンサとエバポレータが一体になったタイプ。西部ガスで充填する関係もあり、自由に転属もできず、西鉄唯一の低公害車はあまり活用できていない様子。

日デU-UA440LSN 　ビルトインクーラ・テスト車
香月(営)の5065は、U-UA系の最終車であるだけでなく、ご覧のように電装のビルトインクーラのテスト車になっています。実は全国的にもU-車のビルトインクーラというのは例がなく、メーカと連携したテストであることがうかがえます。

日デU-UA440LSN 　子会社仕様例
分離子会社の玄海交通(当時)の仕様例。車内はハイバックシートが並ぶほか、一般低床ながら偏平タイヤでない等の違いが見られます。

日デU-JM210GTN 　北九州線代替バス

北九州線の砂津〜黒崎間廃止時に準備された、スペシャルワンステです。北九州線廃止時に一括購入された50台が小倉(営)と八幡(営)に配置されています。当時はJPの型式申請をしておらず、ベースとなったJMの改造扱いになっています。都市新バス(住友電工)の導入と緑色の特別塗色で、一般利用者にも十分なインパクトを与えました。この車両は西鉄・西工・日デの共同開発とされており、その後の日本のバス市場に非常に大きな影響を与えたのはご承知の通りです。 　この車両では中型幅の車両における収容力拡大のため、種々の方策がテストされました。すなわち、シートを小振りなものにして、車体側面を掘り込む(着席時の居住性)、2人掛けは前後に微妙にずらすと同時に、通路側のクッションを弱めにして、肩が触れ合いにくいようにする、等々。これらの結果、定員は70名程度となり、大型クラスに近い存在となりました。なお、この電車代替バスだけ、非常口が車体中央部にあり、以前の川崎ボデーを連想させます。

日デU-JM210GTN 　更新・赤バス塗色
で、鳴り物入りで塗色まで変えた代替バスでしたが、更新であっさり赤バスカラーになってしまったものが登場。1番は大型で更新するという方針が立てられ、現在では他の路線に転用されています。

日デU-JM210GTN 　JP量産試作
ワンステを標準車として展開するにあたり、西鉄として量産試作的な位置づけとなったのが、この6831号です。代替バスの仕様をさらにリファインし、レッグレスシートの展開などが行われています。結局、量産はBスタイルで行われることになったため、赤バスカラーのこのスタイルはたった1台となりました。この時点ではまだJM210改ですが、西工の製造番号区分は電車代替当初から独自の74があてがわれています。

日デU-JM210GTN 　シーホークバス
本来は特別塗色コーナーでご紹介すべき所ですが、実はこれ、電車代替を製造する時に、諸般の事情で運用減となり、宙に浮いてしまった4台なのです。当初は電車代替の青バージョン塗色で福岡ドーム循環に使用していましたが、シーホークホテルが開業するのに合わせ、ご覧のような塗色になりました。このグループは、ヘッドライト周囲まで白塗装になっているのが特徴です。うち1台は八幡(営)に転属し、本来の電車代替カラーで活躍していますが、ヘッドライトの白塗装はそのままなので、すぐ識別可能です。1992年式ながら、社番は1993年式の所に収まっています。

日デU-JP211NTN 　Bスタイル量産車
日デから正式に型式申請が出され、JPとして量産が始まりました。量産にあたって、コスト縮減のため、Bスタイルとして前後プレスが大型と共通になりました。床面地上高は530mmに改良されており、当時最も床の低い車両でした。中扉には手動スロープ板を備え、汎用低床車として福岡、北九州に集中投入されました。1994〜1995年式。

クイック移動 >> <<前 一般路線車 高速路線車 貸切車 日野 いすゞ ふそう 中型 次>>

西工研究室トップへ・ ユーザ情報へ・ プロゼクトN(西鉄)へ・ このページのトップへ