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日野 大型路線車 U-車以降

日野U-HT2MMAA
 U-車・一般車
U-HT2MMAA
 U-車の一般車です。1990〜95年式で、車内は数次にわたって変化があるものの、外観はほぼ一定しています。電装のクーラはU-車から新型になっていますが、キセは従来通りです。板バネ偏平タイヤの都市低床で、西鉄独特の前扉ステップと相まって、非常に優れた乗降性を誇っています。

日野U-HT2MMAA
 U-車・急行車
U-HT2MMAA
 野間長住急行の新設にあたり新製投入された急行車です。これまでの急行車と大きく異なるのが、板バネである点と、バンパーがメッキでない点。その他の急行仕様は忠実に踏襲されています。日野の板バネということで、一般低床ではなく都市低床になっています。結局、急行仕様車はこのグループを最後に購入されなくなりました。

日野U-HT2MMAA
 U-車・子会社仕様例
U-HT2MMAA
 分離子会社の玄海交通(当時)が購入した新車です。10.5mの前中扉B-IIなど、基本的な仕様は西鉄本体と同一ですが、見事に標準床です。

日野KC-HT2MMCA
 KC-車・58MC
KC-HT2MMCA
KC-HT2MMCA
 ここからKC-車になります。1996年式のみ58MCを架装しています。日野車体と同様、角形の前照灯・フォグが標準仕様となりました。フォグは小糸製のため、市光のいすゞとは形状が異なります。クーラはごく初期に従来タイプの電装製がありますが、その後はビルトインクーラに統一されています。基本的な仕様は堅持されており、板バネ都市低床の10.5m車。なお、U-車末期にゴールドキングの生産中止で色々すったもんだしたリヤフラッシャーは、ゴールドキングの角形をご覧のように取り付ける形で落ち着き、以降はこれで統一されています。

日野KC-HT2MMCA
 KC-車・96MC
KC-HT2MMCA
 96MCからは、側面窓が最拡大型の逆T字になり、一層洗練されたスタイルになりました。西鉄の96MCは、前面ナンバープレートの裏に旗差しがあるのが特徴です。1997年式がこのスタイルになります。

日野KC-HT2MMCA
 KC-車・ラバーフェンダ
KC-HT2MMCA
 続く1998年式以降は、西工の設計変更によって、ラバーフェンダになっています。基本的な仕様は変わらず、板バネ偏平タイヤの都市低床で、クーラは電装のビルトインです。この頃から、日野の購入が次第に減ってきました。

日野KC-HT2MMCA
 KC-車・子会社仕様例
KC-HT2MMCA
 こちらは分離子会社の大牟田交通(当時)が購入した新車です。仕様は西鉄にほとんど準じていて、偏平タイヤの板バネ都市低床10.5m車です。

日野KC-HT2MMCA
 KC-車
KC-HT2MMCA
 扉材質がアルミに変更されたのに合わせて、ドア部がアルマイト仕上げの茶色のままとなりました。シャーシ仕様は変更なく、これがKC-車の最終形態となっています。

日野KL-HU2PMEA
 KL-車・ワンステ
KL-HU2PMEA
 そして2001年式の本型式が、今のところ日野一般路線の最後になっています。ぎりぎりでKL-車となり、このグループからエアサスワンステを標準として採用しています。中扉にはスロープ板も格納されています。もちろん西工スペシャル仕様。

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