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日デU-JM210GTN
基本形態 |
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大量に増備されるU-JM系の基本スタイルがこちら。P-RB80GTと外観は全く同一です。このスタイルで1990〜1992年式が存在しています。若干高めの寸法ながら、ワンステップ低床を実現しており、優れた乗降性とフラットな床形状になっています。初期のみゼクセルクーラが存在しますが、のちに電装に変更されています。リヤフラッシャーは標準の縦配置です。
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日デU-JM210GTN
定員拡大版 |
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1993年式は、前年の電車代替バスの経験を活かして、定員拡大を図った仕様に変更されました。外観はこれまでと同一ながら、小型シートに薄壁、オフセットシートなどが採用されています。6801〜6829が福岡と北九州に新製配置されました。
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日デU-JM210GTN
定員拡大試作 |
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1993年式の6830号は、ご覧の通り変なリヤスタイル。JM系はリヤ窓1枚が標準であったのに、これは3分割。車内は定員拡大仕様に加えて1人掛けはレッグレスシートを展開。さらに中扉ステップ形状を見直して立席定員をさらに拡大しています。このボデーでゴールドキングのこのリヤフラッシャーを付けた中型は唯一。これは中型の量産仕様を模索していた試作車で、結局西鉄にとって日デオリジナルスタイルの中型はこれが最後になりました。
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日デU-JM210GTN
Bスタイル試作 |
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続く6840号は、中型Bスタイルの試作車です。58MC系をベースとした中型で、P-車時代ともひと味違うボデーになっています。基本構造はJM系と同一で、前後プレスだけ58MCにしたような感じ。2人掛けまでレッグレスシートを展開したほか、この6840だけの特徴として、ヘッドライトのパーツが埋込式になり、左右の間隔が開いて間延びしている他、運転席の側窓がオリジナルと同じく上部に固定窓がある仕様になっています。
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日デU-JM210GTN
Bスタイル量産 |
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試作車の結果を反映させて、量産が開始されました。ヘッドライトは大型同様に前へ出っ張り、運転席側窓は引き違い窓のみとなりました。クーラはゼクセル。この仕様で1993〜1994年式が在籍。
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日デU-JM210GSN
子会社仕様例・南筑交通 |
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ここからは分離子会社の仕様例をいくつかご紹介しましょう。まずは南筑交通(当時)の車両。西鉄本体と違って、一般に子会社はツーステップの標準床を採用しており、側面窓もT字窓にする例が多く見られます。
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日デU-JM210GSN
子会社仕様例・京筑交通 |
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こちらは京筑交通(当時)の車両。この塗色は日デのカタログカラーであり、分離子会社の塗色ではかなりポピュラーなものです。京筑交通は大型のP-U32Kまでこの塗装を施していました。
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日デU-JM210GSN
子会社仕様例・二豊交通 |
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西鉄唯一の大分ナンバーである中津(営)の分離子会社、二豊交通(当時)。上から順に、西鉄カラーのアレンジ、貸切塗色(ルーセントカラー)、日デRPのカタログ塗色、と続きます。特にルーセントカラーは貸切兼用車を意識していて、ハイウェイミラーやハイバックシートが装備されていますが、板バネです。
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日デU-JM210GSN
子会社仕様例・二日市交通 |
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二日市交通(当時)の仕様例。中扉が4枚折戸になっていますが、標準床です。塗色は日デカタログカラー。
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