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日野 大型路線車 K-車以前

日野RE120
 サブ冷
RE120
 サブエンジン冷房に小型方向幕ということで、郊外仕様という風に見えますが、詳細は分かりません。一般低床の板バネです。

日野RE121
 カマボコ
RE121
 カマボコのREです。このボデーでも一般低床、大型方向幕、中4枚折戸、直結クーラなど、十分なサービスレベルを確保しています。前面窓は大型を選択。この車両は、カマボコ全廃寸前まで福岡市内を闊歩していました。

日野RE121
 側幕改造車
RE121
 53MCのRE121です。初期車はご覧の通り、前扉窓が上下分割で、中扉も小窓になっています。この車両は側面幕拡大のため、窓1つをつぶして方向幕に改造しています。前面の方向幕左右は通風口で、53MCだけに見られる独特の仕様です。

日野RE121
 一般車
RE121
RE121
 53MCのRE121では、ほぼこれが標準的に見られたスタイルです。側幕は中扉上に小型のものがあり、電装直結クーラを搭載した一般低床車。REは購入時期の関係から、都市低床はほとんど見られませんでした。リヤは、ご覧の通り後部にもルーバーが開くのがポイント。

日野RE101
 郊外仕様1
RE101
 閑散路線のサービス改善(主として冷房化)を狙って、新車が直接投入された時期がありました。西鉄の主力である10.5m車より短い10m級で、サブエンジン式クーラ、小型前面幕など、数々の特徴を持ちます。この車両はカマボコで中4枚折戸。

日野RE101
 郊外仕様2
RE101
 こちらはさらに郊外仕様といった所の中2枚折戸車。車内は右側も2人掛けが並んでおり、座席定員重視の仕様になっています。

日野RE101
 郊外仕様3
RE101
 こちらは53MCバージョン。この手の郊外仕様は、当然久留米営業部に多く、この車両は熊本ナンバーを付けた荒尾(営)所属でした。結局、郊外仕様はK-RC381でほぼ打ち止めとなっています。

日野K-RC301
 都市低床
K-RC301
 ここからK-車で、直噴のRC系になります。仕様面ではREとほとんど差違がありませんが、都市低床になっており、前扉部分の床面は、当時としては画期的に低い部類でした。西工製のRC都市低床は他にほとんど例がなく、西鉄に大量に存在したとは言え、貴重な車両です。ちなみに、中扉の窓が幅方向に微妙に拡大されています。

日野K-RC301
 53MC末期
K-RC301
 53MCの仕様は、最終的にこの形態となります。側面幕は窓を半分埋めたサイズで、中扉窓が天地方向に拡大されています。53MCの日野は、前面窓が拡大サイズで、クーラは電装を搭載しています。前扉は当然広幅で、日野都市低床の低い床面と、西鉄仕様の広幅ステップが相まって、現在の視点で見てもかなり乗降性に優れた仕様でした。

日野K-RC381
 短尺車
K-RC381
 久留米地区には、短尺のRC381も投入されていました。全般の仕様はRC301とほぼ共通ですが、西鉄のRC381はなぜか、ご覧のように非常口下に細長いルーバーが開いています。大川(営)に在籍していました。

日野K-RC301
 小型前面幕
K-RC301
 もうひとつ久留米地区の車両をご紹介。こちらは10.5m車ながら郊外仕様の小型前面幕になっている珍車です。ご覧の通りクーラは電装の直結を搭載。

日野K-RC301
 58MC
K-RC301
K-RC301
 西鉄の秘宝、58MCのRC301です。1984年式で大量に存在していたので、西鉄内では余り有難味が分からないのですが、とにかく合いの子を極めた車両です。B-Iの二段窓で、58MCとしては最初期の一般仕様となります。

日野K-RU225AA
 市内空連車
K-RU225AA
 もうひとつ貴重な車両です。日野のエンジン直立マウントRT/RU系で、西鉄には7701〜7705の本型式5台のみ存在します。いずれも市内空連(天神・博多駅〜福岡空港間)車として新製されており、当初は空連色をまとっていました。B-IIのメトロ窓で、比較的急行車と仕様は似ていますが、空連スペシャルとして、前面グリルとバンパーがE/S型のものをおごられており、中扉向かいには荷物置き場がありました(空連からの転用に伴い座席に改造)。クーラはRT/RU系向けの新型ユニットを後部搭載しており、53MCでは比較的稀少な例です。当時の市内空連の繁盛ぶりを伝える車両と言えます。

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