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西武総合企画
特 定(大型車1)

 西武バスの特定輸送部門として機能しているのが西武総合企画で、本家同様に結構西工が入っています。学校から工場まで多彩な特定車を擁し、その全貌を捉えるのは容易ではありませんが、撮影できたものからご紹介します。
 大型車は路線転用も含めてバラエティが豊富なため、まず、一大勢力を築いている早稲田大学と西武文理からご紹介しましょう。

日デKL-UA452MAN
 早稲田大学
KL-UA452MAN
KL-UA452MAN
 早稲田大学の所沢キャンパス送迎用で、小手指駅からせっせと往復しています。非常に多くの台数を使用する(朝8〜10時台は2〜5分間隔)関係で、路線転用車だけでなく新車も直接投入されています。塗色はもちろん早稲田カラーのエンジ色。
 エアサス標準床の中4折仕様で、最拡大サイズのサッシ式逆T字窓。クーラは電装ビルトイン。B-Iで方向幕は一応装備していますが、コレ以外の表示は無さそうです。なぜか前だけマーカランプ(貸切)を付けています。
 ちなみに描かれているキャラは「WASEDA BEAR」なんだそうで、リヤはちゃんと背中向けています。なぜ「クマ」なのかは言わずもがな、という事で。[S-260]

日デADG-RA273MAN
 早稲田大学
ADG-RA273MAN
 こちらは新長期規制適合車で、座席定員が多いためPKG-車発売後も2007年式まではADG-車にて購入されています。電装のパッケージクーラが目立ちますが、側窓が「拡大」サイズに変更されている点にもご注目。跡見学園との変更点の共通性が見いだせます。[S-278]

日デADG-RA273MAN
 早稲田大学
ADG-RA273MAN
ADG-RA273MAN
 西工の設計変更で、扉のカドにゴムが付くようになりました。元々、この早稲田カラーのエンジ色はきれいな色合いだったのですが、恐ろしい勢いで褪色が進んでいて、ちょっと汚くなってしまいました。[S-318/313]

日デPDG-RA273MAN
 早稲田大学
PDG-RA273MAN
PDG-RA273MAN
 2008年式はPM10%低減認定を受けたPDG-車に型式が変わりました。外観ではご覧の通り汎用テールに変更されています。ちなみに汎用テールでも標準床ならフラッシャーを少し下に寄せて取付されます。[S-345]

日デKL-UA452MAN
 早稲田大学
KL-UA452MAN
 早稲田専用車ながら、一体どういう訳か笹カラーの車両が存在します。標準床の電装ビルトインクーラゆえに、路線落としでもなく純粋な総合企画の車両。中引戸なのも早稲田専用車としては異色。仕様から察するに、西武文理向けだった車両の転用と思われます。[S-257]

日デKL-UA452MAN
 西武文理
KL-UA452MAN
KL-UA452MAN
 狭山市にある私学で、小中高・大学まであります。西武と名がつくものの西武鉄道とは無関係です。近隣各所からのスクールバスを受託しており、台数が必要なため路線転用車(笹カラー)に加えて新車も直接投入されています。西武総合企画の中では早稲田大学と並んで大勢力を誇ります。
 エアサス標準床に電装クーラ、最拡大サッシ式逆T字などは共通で、中扉が引戸になっています。方向幕はそれなりに必然性があり、小学校だけ少し場所が異なる関係で系統を分けているほか、複数の駅から運行していることもあって、起終点ともに表示しています。[S-253]

日デADG-RA273MAN
 西武文理
ADG-RA273MAN
ADG-RA273MAN
 こちらは新長期規制適合車です。側面窓は拡大型のサッシ式逆T字窓に変更。電装パッケージクーラを搭載しています。運行系統としては、川越駅と新狭山駅が2大勢力と言えます。
 路線車では2メーカ使い分けしている放送機器ですが、文理専用車はクラリオン(車外スピーカは前扉のみ取付)で統一されています。[S-282/284]

日デADG-RA273MAN
 西武文理
ADG-RA273MAN
 同型式・同形態ながら、購入時期の違いで川越ナンバーになったグループです。西工の設計変更で、扉のカドにゴムが付くようになりました。ここまでがシビリアンテール。[S-312]

日デPDG-RA273MAN
 西武文理
PDG-RA273MAN
PDG-RA273MAN
 PM10%低減認定を受けたPDG-車も存在します。このグループは購入時期の関係で汎用テールになっています。なお、西武文理向け車両は以前は川越(営)にいましたが、現在は西武バスの狭山(営)に総合企画の営業所を併設して、そちらへ移動しています。[S-346]

日デKL-UA452MAN
 西武文理・路線転用
KL-UA452MAN
 文理の路線転用車です。土地柄なのか、転用車はLVが多かったのですが、ようやく西工の登場です。ネプチューンのスピーカが中扉に付いているので、滝山あたりでしょうか。[S-304]

日デKL-UA452MAN
 西武文理・路線転用
KL-UA452MAN
 上欄とほぼ似たようなスタイルですが、中扉の車外スピーカがクラリオンになっています。この車両はマーカランプも貸切色に交換されています。[S-349]

日デKL-UA452MAN
 西武文理・路線転用
KL-UA452MAN
 こちらも文理の路線転用で、ワンステです。ゼクセルクーラで前中両方の扉に車外スピーカが付いていることでお分かりのとおり、新座の車両です。[S-303]

日デKL-UA452MAN
 西武文理・路線転用
KL-UA452MAN
 上欄と同じ特徴を持つ車両で、新座のワンステと分かりますが、方向幕左右部分が2色塗りゆえに初期グループと分かります。[S-327]

日デKL-UA452KAN
 西武文理・路線転用
KL-UA452KAN
 文理の路線転用車の中でも、キラリ光る一台がこちら。旧田無(営)の流れを汲む西原車庫の短尺ワンステで、西武では貴重な電装の一世代前のクーラなども特徴。路線車時代の「後のり」表記が健在なのも面白いところです。[S-301]

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