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ふそうSD P-車

三菱ふそうP-MS725S
 夜行・SD-I
P-MS725S
 大阪線「ムーンライト」の二代目専用車です。1986年式で、登場したてのSD-Iを架装しています。メッキグリルのSDはこれが唯一。独立3列シートや床下仮眠室など、夜行高速車の基礎を築いた車両です。クーラは電装のサブエンジン式を搭載、前扉は2枚スイング式を採用。

三菱ふそうP-MS725S
 フェニックス・SD-I
P-MS725S
 宮崎線「フェニックス」専用車。1+2列のスーパーシート仕様で、グリルの一部が白いのが特徴。宮崎線は基本的にSD-Iが投入されています。本型式のフェニックス仕様は1988年式と1989年式が存在し、専用塗色ということもあり、宮崎以外にはほとんど入っていません。

三菱ふそうP-MS725S
 ごかせ・SD-I
P-MS725S
 延岡線「ごかせ」専用車。仕様は宮崎と同等で、側面のレタリングが異なる程度。前扉は2枚スイング式です。なお、この後はごかせ専用塗色は登場していません。

三菱ふそうP-MS725S
 火の鳥・SD-I
P-MS725S
 火の鳥カラーと呼ばれる塗色の最初のグループ。1990年式のSD-Iで、このグループは全車とも三菱重工クーラを搭載しているのが大きな特徴。鹿児島、島原、雲仙と、北九州〜長崎を中心に運用されました。車内は宮崎と同様に1+2列のスーパーシートで、床下トイレを有します。宮崎とは異なり、全車とも1枚スイング扉になっています。

三菱ふそうP-MS725S
 火の鳥・SD-I 角2灯
P-MS725S
 上欄と同じ1990年式でも、増備車はご覧の通り角2灯グリルに変更されています。側面窓の5番窓のみ非常用にT字窓になっている仕様はそのまま継承されていますが、サブクーラが電装に改められています。

三菱ふそうP-MS729S
 火の鳥・SD-II 夜行仕様
P-MS729S
 少々分かりにくいのですが、これはSD-IIで、シャーシもMS729Sになっています。鹿児島線の夜行用として1990年式で1台購入されたもので、塗色こそ火の鳥ですが、仕様はムーンライトなどと同等になっています。と、いうことは、リヤは小窓になっており、変な外観になっています。クーラは三菱重工を搭載。

三菱ふそうP-MS729S
 夜行・SD-II 岡山
P-MS729S
 岡山線「ペガサス」開業に際し準備された専用車です。その後に登場した夜行車と類似した仕様ですが、2枚スイング扉であることと、側面塗り分けが微妙に異なる点で識別可能です。1989年式のSD-II。この年式は、クーラは電装を搭載しています。

三菱ふそうP-MS729S
 夜行・SD-II
P-MS729S
 上欄の車両の登場直後に製造された、大阪線の3代目専用車。いわゆる夜行仕様は、この車両において完成された、とされています。杉本工業のスリーピングシートやマルチステレオ、車内の仕切カーテンなど、西工が高い評価を得るに至った重要な車両と言えます。1989年式で、扉はこれより後、1枚スイング扉で統一されています。

三菱ふそうP-MS729S
 夜行・SD-II
P-MS729S
 1989年式の末から、クーラが三菱重工製に一時変更されています。側面窓も左側の5番窓がT字になり、非常口の機能を兼用しています。なお、この時期のSDにはコーナーリングランプが標準装備されており、前バンパー下端の少し奥まった位置に取り付けられています。

三菱ふそうP-MS729S
 白夜行・SD-II
P-MS729S
 名古屋線「どんたく」専用車として登場した車両。仕様にも見直しが重ねられ、特に外観は白ベースの新塗色になりました。1989年式のため、電装クーラを搭載していますが、左5番窓はT字になっています。

三菱ふそうP-MS729S
 白夜行・SD-II
P-MS729S
 同じく名古屋仕様ですが、こちらは1990年式で、三菱重工のサブクーラを搭載しています。なお、このグループには東京線「はかた」専用車も存在し、サロン設置など、さらに一歩進んだ仕様を誇っています。

三菱ふそうP-MS729S
 はりまや・SD-II
P-MS729S
 高知線「はりまや」開業に際し、夜行色の車両を一部改装して専用塗色化した車両が投入されました。結局、この塗色はこれ1台で終わり、現在では白夜行色に統合が進んでいます。1990年式でクーラは三菱重工。

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