トップ阪急バスFanclub車種別解説いすゞ2

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いすゞ・2

いすゞP-LV318K 西工58MC B-II 丸形前照灯 P-LV318K
 本型式は9台配置.この時期のLVの一大特徴である丸形前照灯の車両です.元々は宝塚(営)に投入された車両が丸形前照灯になっており,芦屋浜と山口は一部を除いて角形でした.K尺の丸形ライト車は495と496のみの貴重品.[山495]

いすゞP-LV318K 西工58MC B-II 角形前照灯 P-LV318K
 芦屋浜の90年式は角形前照灯のライトベゼルが新型になっています.クーラはヂーゼル分散式.芦屋浜のK尺は理解できるのですが,宝塚にもK尺がなぜか入っています.[芦494]

いすゞP-LV318M 西工58MC B-II 初期 P-LV318M
 本型式の1985年式は側面方向幕が後部扉前に設けられており,これはふそうと同じ仕様変化パターンです.この車両は戸袋窓がHゴムになっています.いすゞLV(含高出力)の非常口後方の側窓は天地拡大サイズが西工の標準ですが,阪急はすべて非拡大サイズになっています.[山449]

いすゞP-LV318M 西工58MC B-II 丸形前照灯 P-LV318M
 山口と宝塚に計36台投入されたいすゞ標準車.宝塚の車両は写真のように前照灯を丸4灯式としており,フォグまで丸形とした車両も見られる一方,山口は有馬三宮線の499,500(後述)以外はすべて角4灯式.[宝490]

いすゞP-LV318M 西工58MC B-II 角形前照灯 P-LV318M
 こちらは山口(営)の角形前照灯車.ふそうが主力の阪急にあって,いすゞは独特の存在感を持つ仕様が特徴になっています.[山479]

いすゞP-LV218M 西工58MC B-II 六甲専用車 P-LV218M
 六甲営業所(現在は芦屋浜に統合)に87年式3台,89年式1台が配置されていました.表六甲ドライブウェイを常に上り下りするため,特別装備満載の興味深い車両です.まず,エアサスで車内は2+2列シートがずらり並び,サブエンジンクーラで夏場も冷房と登坂能力の両立を図っています.さらに登坂能力を上げるため直結(DD)ミッションとし,万全の体制.コーナーリングランプ(のようなもの)が後付けで全車装着されたものの,更新で外されました.[六484]

いすゞP-LV318M 西工58MC B-II 三宮有馬線 P-LV318M
 山口の499,500は,当初,有馬〜三宮線の専用車として製造されました.山口では唯一の丸形前照灯で,車内は左右とも前から後ろまで2列シートがずらり並び,ラジオも取り付けられています.特にエアサスというわけでもなく,地味な存在ながら,興味深い車両といえるでしょう.[山499]

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