トップ阪急バスFanclub車種別解説三菱ふそう9

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三菱ふそう・9

三菱KC-MP717M
 西工96MC B-II ワンステ・ゼクセル
KC-MP717M
KC-MP717M
 新時代の標準車を目指して登場した前中ワンステップエアサス車。ニーリングも装備。中扉のドアエンジンは扉上部に収納されるプッシュプル式です。千里を中心に9台購入されました。クーラはゼクセルのルーフインで、コンデンサはワンステ向けの2分割タイプを搭載しており、阪急でこのタイプのコンデンサを搭載しているのは、このグループのみ。全国的にもあまり数が出なかった貴重品のクーラです。[千2780]

三菱KC-MP717M
 西工96MC B-II ワンステ・電装
KC-MP717M
 こちらは電装クーラを搭載したワンステです。上欄とほぼ同時期に登場しており、3台のみ存在。ゼクセル同様にワンステ向けの偏平な形状のコンデンサを搭載しています。[豊能2758]

三菱KC-MP717M
 西工96MC B-II ワンステ・ヒドンピラー
KC-MP717M
KC-MP717M
 スペシャル仕様で2台(2751,52)製作されたもの。見ての通りベージュ一色で、新塗色のテストとか、補助金の関係とか、様々な説がありますが、いずれにしても今ひとつパッとしない塗装。基本構造は上欄のワンステ前中扉車と同一であるものの、側面窓がヒドンピラーである点など、若干こちらの方が高級仕様になっています。ラッピングには向いている印象もありますが、実際にはほとんどラッピングされておらず、なかんずく広告枠も付いていません。
 車両仕様面では、側面窓最後部が特徴的。右側はご覧の通り斜めカットされているほか、左側も最後部だけは固定窓になっており、その後の新規制車の構造を先取りしたかのようです。ヒドンピラーゆえに引き違い部の窓サイズは標準タイプ。車内は同時期の車両と基本的に同一です。[加2751]

三菱KL-MP35JK
 西工96MC B-II ワンステ・電装
KL-MP35JK
KL-MP35JK
 KL-車の標準タイプ車両で、こちらはK尺。ワンステ、エアサス仕様になっており、KC-車と異なるのはクーラのコンデンサが屋上搭載パッケージタイプになっている点です。この車両は電装製。これまでK尺を主力としてきた西宮(営)のほか、千里(営)や茨木(営)にも投入されています。
 KC-車に比べて、リヤのエンジン点検扉天地サイズが拡大されているのが分かります。[千2805/石2814]

三菱KL-MP35JK
 西工96MC B-II ワンステ・電装
KL-MP35JK
 こちらは上欄と同じ仕様で、2002年式から本格採用されたLED式行先表示器を採用したグループです。基本的に阪急はLED化をせず方向幕車両はそのまま使用していますが、清和台猪名川グループなどでは一部LED化されています。[茨2833]

三菱KL-MP35JK
 西工96MC B-II ワンステ・ゼクセル
KL-MP35JK
 K尺ワンステで、ゼクセルのクーラ搭載車。従来はゼクセルが阪急の主流でしたが、ことK尺ワンステに限っては3台に終わっています。ワンステは機動性が高く、ヤマ線にも積極的に投入されており、山間部の低床化推進に貢献しています。[豊能2810]

三菱KL-MP35JM
 西工96MC B-II ワンステ・電装
KL-MP35JM
 M尺のワンステ車です。電装のパッケージクーラを屋上搭載しており、KC-車とは一線を画した外観になっています。このグループは石橋(営)のLED表示器付き車2台(2836〜7)のみで、後に登場したワンステは阪急標準のゼクセルに統一されています。[石2837]

三菱KL-MP35JM
 西工96MC B-II ワンステ・ゼクセル
KL-MP35JM
 こちらはゼクセルの屋上コンデンサ+ルーフインクーラを搭載しており、中扉には手動スロープ板を搭載しています。リヤ窓は1枚もの。KC-車に比べて中扉位置が前進しています。ちなみに、KL-車から同じ直6ながらエンジンが大きく変更されており、エンジン音でも識別可能です。[千2860]

三菱KL-MP35JM
 西工96MC B-II ワンステ長尺・電装1
KL-MP35JM
 型式はM尺ですが、ホイールベースを6.0mに延長した実質P尺車。ワンステのP尺設定がないための措置と思われます。猪名川(営)に5台が配置されており、バイパス系統のラッシュ輸送にその収容力を遺憾なく発揮しています。シート配置も立席が多く、収容力重視です。このグループは全車とも当初からLED式行先表示器を装備しています。[猪2821]

三菱KL-MP35JM
 西工96MC B-II ワンステ長尺・電装2
KL-MP35JM
 こちらも実質P尺車。増備に伴って猪名川だけでなく清和台常駐車も出ました。上のグループとは屋上コンデンサ搭載位置が異なり、ボデー中央部に移設されています。2841以降がこのタイプに該当。搭載位置の変更は、恐らく軸重配分の関係かと思われます。[清2844]

三菱KL-MP35JM
 西工96MC B-II ワンステ長尺・ゼクセル
KL-MP35JM
 ワンステなので電装にこだわる必要はないからか、長尺車にも阪急標準のゼクセルが登場しています。電装がユニットを中央部に移設した後の登場ですが、ゼクセルゆえにコンデンサはもともと屋根中央部に搭載されています。[猪2863]

三菱KL-MP35JM
 西工96MC B-II ワンステ特定
KL-MP35JM
 吹田(営)に在籍し、西淀川養護学校のスクールバスに専用される特定車。MPワンステベースで、中扉は4枚折戸になっています。阪急貸切カラーとT字窓が大きな特徴。クーラはゼクセルで、コーナーリングランプは一般路線車に無いポイントです。[吹2838]

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