トップスルッとKANSAI公営系ついにワンラッチ精算!

大阪市交通局
ついにワンラッチ精算!

大阪市も乗車券のサイクルチェックを始め,有人改札を閉鎖するかわりに「2枚一括投入改札機」を配置してサービスアップを図っています.で,またこれがやってくれるんですわぁ.
1. バス乗継有効
Omron ←オムロン
Toshiba ← 東 芝
Nisshin ←日本信号
 上画像は,カードの残額不足で2枚一括投入して精算した場合の印字例です.メーカの違いはあっても,印字が驚きの内容になっているのが分かります.そう,下車精算駅で乗車して降車したような印字になっています.他社(南海,泉北,近鉄,京阪)は「改精」で印字しているのに比べ,特徴的な内容になっています.これは,バス乗継割引を有効にするため,2枚目のカードに下車駅情報を入れている証明なのです.
 ちなみに,すべて無札検知バーがない新型で,赤色の筐体として一般改札機(水色)と区別しています.ほとんどの駅に設置されており,最近では弱小改札口にも設置が進んできました.で,オムロンはカラー液晶付きの新型搬送部を持つ新型,東芝は「第四世代機」と位置づける薄型筐体(近鉄などにも採用),日本信号も新世代の「GX-7」と,各社とも新型乱れ咲き状態です.
2. 梅田で残額不足精算
Umeda
 で,梅田で下車した場合には上画像のような特典があります.そう,OTSのワンラッチ精算のように,2枚目のカードにも乗車駅(この場合は難波,但し5難波ではないことに注目)が印字されます.また,残額欄は精算の「A」表示となっています.
 これ,実は梅田,西梅田,東梅田の共通駅取扱によるものです.ラッチ外の乗換も通算運賃とする制度のため,2枚目のカードで「復帰→下車」する時に最初の乗車駅情報が必要となってくるのがその理由.というわけで,梅田だけの特典印字です.
3. バス乗継なし
Esaka
 特徴的な印字が,バス乗継有効の証明ならば,逆にバス乗継が「存在しない」駅はどうなるのでしょう.そう,江坂,大日,長田,北花田〜中百舌鳥だけに見られるのがこちら.全く一般的な改精印字であるのが分かります.
4. バス乗継無効
1st←1枚目
2nd←2枚目
 ということは,もう少し考えると,既にバス→地下鉄の乗り継ぎをした後に精算しようとすると,その場合はバス乗継が無効になっているはずです.これを実験したのが上画像.1枚目でバス降車時に地下鉄乗継ボタンを押してカードを通します.地下鉄降車時に残額不足で赤改札機にて精算すると,ご覧の通り,バス乗継指定駅である野田阪神でありながら,一般的な改精印字になっています.

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