京都市交東西線に乗り入れしている京津線(御陵〜浜大津)も,スルッとKANSAI利用可能となりました.滋賀県初の鉄道系スルッとKANSAIです.京津線のスルッとKANSAIトピックスをまとめてみました.
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1.浜大津でエリアから抜ける |
京都市は既にスルッとKANSAIに加入しているので,浜大津までは問題なく利用できます.しかし,石山坂本線については投資効果が少ないことから,今回の導入は見送られました.すると,カードで乗車して浜大津まで来てしまった人は困ってしまいます.石山坂本線各駅にカードの有効証明書をバラまくのも問題なので,浜大津駅ホーム上に精算機を設置し,目的駅(浜大津までを含む)までの乗車券を購入する形で解決を図っています.上の印字例は乗車券の精算を行った場合.
こちらは,カードで乗車して,浜大津駅で石山坂本線への精算券を購入した場合の印字例.二条城前〜浜大津間の正規運賃より多い額を引き去るため,精算のA表示が出ています.
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2.弱小駅の改札機は? |
お京阪は基本的にオムロンなので,京津線もオムロンで整備されました.四宮や山科は,比較的大きな駅なので,通常の駅と同じ形態になっています.しかし,スペースがいくばくもない弱小駅については,通常の改札機両側設置をせずに,入場用と出場用で通常のオムロン筐体を片側ずつ設置して乗車券処理を実現しています.一応扉も付いていますが,元々の通路が広いので,余裕で脱走可能です.もっとスペースがない駅上りは,発駅証明書でクリアしています.また,券売機設置スペースが無い駅も発駅証明書が発行されています.
ちなみに,浜大津を含め,極力コストをかけないために,2枚一括投入機の設置は見送られています.
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