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ハイデッカ
JR九州バス
ハイデッカ・兼用車
多彩な車両が揃っている貸切とハイデッカ高速車に加え、トップドア兼用車をご紹介しましょう。なお、高速車と貸切車との区別は塗色で一応可能ですが、貸切でも高速応援に入ることや両者の異動も結構見られるため、ハイデッカは区別せずにご紹介します。
日野P-RU638BB
元々国鉄時代には三菱ふそうといすゞが大多数を占めていた地域ですが、民営化後は各シャーシを購入しています。1988年式は角4灯旧グリルでご覧のC-Iが購入されています。4〜5番窓が固定式でお分かりの通り、後部サロン仕様です。
日野P-RU638BB
こちらは同型式ながら角2灯の新グリルになり、側面窓もT字に改められた1990年式です。車内は11列の収容力重視タイプ。
ちなみにこの時期、西工で貸切車を4シャーシとも購入しており、他に日デ、いすゞ、ふそうが存在しています。
三菱U-MS726S
92MCでも引き続き各シャーシで貸切車を購入しています。こちらはふそうの例。車内は11列の汎用車です。この時期は他に日デが存在しています。
日野KC-RU3FSCB
KC-車およびKL-車でも貸切車を購入しています。こちらは日野の例。ちなみにJR九州にはC-IIやSDの貸切車は存在しません。
いすゞKC-LV781R
同じくKC-車のいすゞの例です。他にKC-車ではふそうも存在。I-BUSボデーがガーラに移行した後も西工にはスーパークルーザーが供給され続けたことから、西工では結構本型式の架装例があります。
いすゞKC-LV781R1
KC-車末期に騒音規制が強化され、その際に西工にもようやくガーラシャーシが供給されるようになりました。JR九州は西工では非常に稀少な型式もホイホイ購入しており、特にこの時期の貸切車は貴重品の宝庫と言えます。前バンパーが98改良型になっているのもポイント。
いすゞKL-LV781R2
こちらはKL-車の例。前バンパーは98改良型で、ガーラ2000のシャーシに架装しています。ちなみにクーラはシャーシにかかわらず電装のフルエアコンを選択しています。
いすゞKL-LV781R2
ななつ星in九州専用車
クルーズトレイン「ななつ星in九州」専属の車両で、博多に配置されています。ツアー中のバス移動の区間で使用されるだけでなく、列車に必要な物資も輸送している模様。98改良バンパーの既存車を02MCスタイルに改造して、車内外とも一新しています。リヤは窓を完全に埋めてしまっていますが、ガーラシャーシ独特のバックランプは健在です。なお、改造は共栄が担当しました。
そもそも、鉄道はすべて新車で揃えたのにバスはなぜ既存車の改造なのか?という疑問がわいてきますが、新車ではシートの強度規制があり、自由にシートを選択できなくなるため、やむなくこのような形になった由。
日デKL-RA552RBN
広島線の専用車として2002年式が3台購入されました。拡大窓の1〜4番T字仕様。この頃からJR九州の高速車は日デ比率が次第に上がってゆきます。
三菱ふそうKL-MS86MP
同じく2002年式の高速車で、シャーシはふそうMS。上欄とは異なり5番窓もT字ですが、トイレは車両後部に設置されています。なお、同型車は貸切でも在籍しています。
いすゞU-LV218N
貸切兼用のトップドア車です。仕様が貸切に振ってあるだけに路線では使いにくそうですが、意外に定期ダイヤに入っている事も多い働き者です。1990年式が3台あり、各地の営業所を渡り歩いています。
三菱ふそうU-MP618PT
こちらも貸切兼用で、ふそうのターボ車がベースです。さすがに11.5mは一般路線には長すぎの感もあり、やや稼働率は悪い印象です。
日デU-UA440NAN
汚い写真で失礼。もと北港観光の光陽養護スクールバスであったものを購入し、リフト付き貸切車として運行していた車両です。ハイウェイミラーや銀色標準サイズメトロ窓などは北港観光時代からの装備品。クーラは電装。
JR九州に来てからは直方、鹿児島、宮崎など各地の営業所を転々としていました。
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