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西工のあゆみ 挑戦と栄光の半世紀

数々の日本初を

 バスの業界において日本初,といえば,大抵富士重工か,そうでなければ各メーカ直系のボデーメーカが相場と決まっている.しかし,西工は「ユーザの視点」からのバスづくりを標榜することから,西鉄とともに発案し,日本初となったものがいくつかある.
 まず,最も有名なのがクーラ搭載.いすゞBAのシャーシに西工が特別ボデー(スバル360のデザイナーである佐々木達三氏がデザインを担当したという)を架装し,これに日本電装製のサブエンジン式クーラを搭載した.
 このほか,当時はダブルデッカーと呼ばれた車両後半をハイデッキ化した構造(日野センタアンダシャーシ)も国産初.ただしこれはアメリカのグレイハウンドなどで活躍していたスタイルの模倣である.
 時代は下って,福岡市内線代替代行バスにて初採用された,近代的なワンマンバスにおける中4枚折戸,大型方向幕も日本初.そして,ムーンライトに代表される本格的な夜行高速車ももちろん日本初と言える.夜行高速車においては,西鉄-西工のコンビが業界をリードして発展させた実績があり,杉本工業のスリーピングシートとともに,これは皆さんの記憶に新しいと思う.
 さらに低床化では,中型のシャーシを延長して大型なみの定員を確保した車両を北九州線(砂津〜黒崎)代替バスにて開発し,現在ではいすゞ以外の3社から正式な製品として市販され,まったく新しいジャンルを築いた実績もある.
 ここまで見てお気づきかと思うが,すべて西鉄との共同考案による日本初が基本ということである.理想を追求する西鉄の姿勢を具現化するうちに,数々の技術的チャレンジを行ってきたというのが,西工の歴史そのものである.

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