トップ阪急バスFanclub車種別解説三菱ふそう高速2

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三菱ふそう高速・2

三菱P-MS729S 三菱名自エアロクイーンM P-MS729S
 各方面への昼行路線用に,総勢21台購入された主力車でした.1989年式と1990年式のみ在籍し,すべてP-車というのも他社には無い特徴です.これらの代替が西工SD-IIで進められたのは周知の通り.ちなみに,阪急観光の同型車とは前面塗り分けが異なります.[豊89-2206]

三菱P-MS729S 西工SD-II 阪急高速カラー P-MS729SQ
 西工SD-IIを架装したMS729S.夜行高速バスブームに乗って,1989年式が実に15台,1990年式が2台の計17台がP-車として購入されました.2245,2246のみ西鉄と合わせたムーンライト塗色としており,その他の車両についても阪急高速カラーながらほぼ路線固定で使用されていました.車内は天龍の枕付きシートが並んでおり,オーディオは聴診器みたいなエアチューブ式.[豊90-2288]

三菱P-MS729S 西工SD-II ムーンライトカラー P-MS729SQ
 こちらも西工SD-IIを架装したMS729S.89-2245と2246の2台はご覧のように,西鉄と塗色を合わせた「ムーンライト」カラーになっています.西鉄車との主な相違点として,リヤの"MOON LIGHT"文字が阪急は切り文字(西鉄はステッカ),阪急のリヤに市光4341が付いている,阪急の側面窓はスモークガラス,西鉄のシートは杉本だが阪急は天龍,車内照明が西鉄は白熱灯に対し阪急は蛍光灯,阪急には側面方向幕がある,その他社名社番表記等が挙げられます.ムーンライト専用車としては3代目にあたり,ここで夜行高速仕様の完成を見た,とされています.一時期,オートコーダを積んで,テープ放送で「特急ムーンライト,大阪梅田ゆきでございます」とやっていたのはさすが.[豊89-2245]

三菱U-MS729S 西工SD-II ムーンライトカラー U-MS729S
 有馬急行専用車として購入されたエアロバス.1992年式5台で,さすが「バブル92年式」だけあって,ハイパワーのMS729Sをおごられています.トイレも何もなく,ただ座席が並ぶ収容力重視タイプではありますが,その点汎用性は高い車両になっています.昼間路線については,少々の長距離でも,肌色のNEC運賃箱を載せているのはちょっとお笑い.[豊92-2388]

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