ふう…間に合った…
深夜のパトロール中不意に尿意に誘われた鮎川美香は人気のない公園のトイレに飛び込んだ。
じょろじょろじょろ
相当溜まっていたのか割れ目からはとめどなく金色の尿が流れ出している。
それにしても…美香の股間からは放尿の開放感以外の火照りが滲み出していた。
それはこの公園に入ってから…美香の感覚を狂わせる妖気のようなものが漂っているのだ。
その原因を探らなくては…頭では冷静にそう判断するが、身体は意思に反して快楽を求めるために動いている。
漂う妖気が彼女の理性を封じ淫らにさせるのだ。
『はあぁ…はぁぁ…あっ…』
左手が尿に濡れた肉襞を押し開き、剥き出しになったクリを右指で擦り始めている。
『はぁっ…あふっ…いい…』
淫裂からは愛液が少しずつ溢れ出し、それを指で掬い取りさらに突起を撫で上げる。ピンク色のそれは指の中でより大きく固く膨らんでいるようだった。
仕事中に誰が入ってくるかわからない公衆トイレで自慰に耽っている。

(自分がこんなにいやらしい女だとは思わなかった…)
昔はそうでもなかったと思う。元々自身の身体には自信はあったが、どちらかといえば奥手で同僚が開くコンパにも参加したことはない。同期の婦警仲間から伝え聞いた話では男性陣からも鮎川さんは高値の花で声をかけずらいということだった。
恋人も就職してからはおらず寂しい時は自慰もしたことはあったが今程じゃなかった。
それが変わったのはあの事件…麻薬事件を追ったものの拉致され薬で性奴隷にされた。そしてさらにその先で出会った異形の者達…夜な夜な人で在らざるモノの精を浴び続け、そしてそこから生還したときにはもはや以前の自分ではなかった。

クリを思う存分触り、花弁をヒクつかせて一人で喘いだ。
その件以来自分の身体から淫猥なフェロモンのようなモノが発せられていることを自覚している。
職質中にも油断すると男達の目が胸や尻に吸い寄せられているのを感じる。それも興味本位のものではない。もっと野性的な雄の目だ。そしてそれに興奮を覚えてしまう自分。自制しないととんでもないことになりかねない。

目覚めた自分の淫蕩の気を発散するため、こうして仕事中にも自慰に浸ることが多くなっていた。

クリをいぢりながら、開いた花弁の中に指を突っ込み、じゅぼじゅぼと音を立てて出し入れする

イキそうになると何度も手を止めていたが、そろそろ限界が近づいてきた。

『駄目…もう…イクっもう駄目ぇ!!!』
今まさに達しようとした瞬間だった。

…誰か…助けてぇ…
美香の鋭敏な聴覚にかすかに女性の悲鳴が飛び込んできた。
奴らだ!!
淫蕩の血よりもさらなる昂ぶりが彼女の指を止めさせた。
『いかなきゃ!』
美香はトイレを飛び出した。


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