『あんなチンピラに逃げられるなんて、だらしない男ね・・・貴方股間にぶら下げてるのはウインナー?』
周囲に漏れる失笑。
俺はジョン。安月給の下っ端捜査員だ。
確かに俺はつまらないミスでヤクの売人を逃がしてしまった。
でもこの安月給でそこまで命張れるかよ。
俺はキメラの説教を無視して、目の前の豊満な体を舐めるように見つめた。
フェロモンむんむんの身体を制服に包んだ彼女はスティルタウン分署の潜入捜査官キメラ・スレイグ
ここの局長だ。
カバーネームは「キャンディ」ギャングボスや官僚を相手にする高級コールガール。
仮の仕事にコールガールを選んでいるのは性癖がそうさせているのだというもっぱらの噂だ。
性欲をもてあまし何人もの男と寝ているとの噂もあったが署内でベットを共にできた奴はだれもいない。
ある時誰かがアタックした際は『私、仕事仲間とはセックスしない主義だから』と断られたらしい。
だったらもう少しおとなしくしてればいいものを、ノーブラの胸、ほとんど尻が見えそうに短いスカートと普段から男の欲望を駆り立てるパーツを惜しげもなくさらしだしている。
『私の話聞いてる??』
キメラは呆れ顔で俺を見つめていた。
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