トップスルッとKANSAI公営系OTS線の中間ラッチ

株式会社大阪港トランスポートシステム
OTS線の中間ラッチ

 このページでは、OTSが営業していた時期の取扱や印字について、記録として掲載しています。
Latch Print
上の印字例はイメージです
 これは結構有名ながら,真相が闇に包まれたオハナシ.OTS線は地下鉄中央線とニュートラム南港ポートタウン線を接続しており,例えば「中ふ頭〜梅田」の乗車では,大阪市交だけで乗車した場合と,OTS経由で乗車した場合とでは運賃額が異なります.しかし,何も途中になければ「ザル」状態で,どんどん早廻りのOTSに「無賃乗車」されてしまいます.で,コスモスクエアで乗り換えをする際に中間ラッチを設けて運賃額チェックを行っているのですが,カードで乗った場合,面白いことが起こります.

Latch Print
 コスモスクエアで地下鉄からニュートラムに乗り換えた場合,中間ラッチで降車欄に「TSコスモ(実際には大交式印字)」の印字と同時に次の乗車欄に「OTSコスモN」と印字されます.要は,コスモスクエアで一旦降車して,コスモスクエアニュートラム側から再度乗車したことになっています.
 逆に,ニュートラムから地下鉄へ乗り継いだ場合には,次の乗車欄に「OTSコスモS」と印字.コスモスクエア地下鉄側からの再乗車になっています.でも,そうすると,普通では通し運賃がカードから差し引けなくなります.そこで,このような場合は途中下車扱いとすることで処理しています
 さらに興味深いのは,その後降車したときに残額表示が「H400」などと,\の代わりにHを使用しています.これは,途中下車扱いで運賃は通算という場合に用意された印字で,こうすると中間ラッチの処理ができるというわけです.

トップへ ・  スルッとKANSAIへ ・  公営系サブメニューへ ・  このページの先頭へ