トップスルッとKANSAI公営系バス乗り継ぎ割引は

大阪市交通局
バス乗り継ぎ割引は

 大阪市交通局は、市バスと地下鉄の乗継の負担を減らすために独自の割引制度を設けてきました。PiTaPa導入に先立ち2005年12月から制度見直しが図られ、磁気カードおよびICカードでは乗継券を使用せずカードだけで処理するようになりました。
 バスにどこで乗車したか検知できないため、どの駅(長田を除く)、どの停留所でも乗継割引が有効になった反面、すべてのパターンに90分の時間制限がかけられました。
 現在、順次取材中につき暫定掲載としています。ご了承ください。
地下鉄→バス
 地下鉄での利用は通常と同一。降車時刻から90分以内にバスを降車すると、車番の横にSubway to Busの略で「SB」印字を行って100円割引となります。残額欄は「C」印字です。
バス→地下鉄
Bus to Subway

 先にバスでカードを使用する時は特別の操作なし。印字もごく普通です。地下鉄に乗車して、運賃を引く際に100円割引を行うため、「C」印字が出てきます。
一般バス→一般バス
Bus to Bus

 今回新登場したのがこちら。以前、バス〜バス乗継は乗車券の種類に関係なく「バス乗継券」を使用していましたが、これをカード化。最初のバスに乗車して普通に印字し、2回目のバスで乗継有効判定がなされると、1回目と同じ行に車番だけ少し右にずらして追加印字するのです。一般バスは2乗車まで200円という制度になったので、残額同額で無駄な印字を稼ぎたくないという所でしょうか。この印字によってバス乗継の記録を残すようになっています。
一般バス→赤バス
Bus to Bus

 一般バスから赤バスに乗り継ぐ場合も基本的には上欄と同じですが、赤バスを示す下線が車番に付加されているのが分かります。
赤バス→一般バス
Bus to Bus

 となると、赤バスから一般バスに乗り継いだ場合は100円ずつ引く事になり、同一行での処理はできないはずです。これを試したのが上画像。
 まず一行目で赤バス乗車。一般バス運賃とは異なることを示すため「大交BUS」と表示されます。次いで二行目で一般バス乗車。乗継割引適用のため残額欄が「C」表示になり、バス・バス乗継の意味で「BB」印字がなされています。これは南海バスの堺市内線乗継で登場していたものと同じパターン。但しこちらは2台目に表示されます。
地下鉄→バス→バス
Subway to Bus

 大阪市ならではの、地下鉄・バス・バスという2乗継の例。
 まず、地下鉄に先に乗車し、バスに乗り継ぐと「SB」印字がドーンと出て残額欄は乗継割引の「C」になります。で、このSB印字がジャマをして、次のバスの乗継印字ができないので、仕方なく残額変化なしでバス・バス乗継表示の「BB」表示で次の行に印字しています。赤バスが関係すると、大交バスではなくて大交BUSになるのが予想できますね。
 ちなみに、この逆は「バス・バス乗継」に「バス→地下鉄乗継」を単純に組み合わせるだけです。

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