阪神もフェアライドシステムを導入するにあたり,「定期券所持者のみ通行可能」「通学者のみ降車可」のフリーパスゲートの存在が問題に.そもそも,フェアライドシステムは乗車時には必ず乗車券チェックが必要であるため,フリーパスゲート自体,あってはならないものです.
そこで,この手の出入口に改札機を設置しました.もちろん乗車時にカードや定期券・回数券カードを通すためのものです.筐体は通常のオムロンと同じですが,片側しかなく,扉も従ってなし.南海の簡易改札機と似た機能を持っています.また,扉がないので,無札検知バーもありません.
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1.鳴尾の例 |
鳴尾では,学生向けの降車用フリーパスゲートが下り線にあります.本来,武庫川学園向けの学生専用出口とすべきですが,目の前に自転車置き場があることなどから,定期券利用者の入場も少なからずある様子.オープン時間は,登校日の登校時間帯のみ.上の画像は鳴尾です.
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2.深江の例 |
深江では,改札口は地下にあり,乗降の際には一旦地下に降りなければなりません.でも,そんな状態をイラチの関西人が許すはずもなく,上り線にも2箇所,定期券・カード等専用入口が朝ラッシュ時間限定で開いています.
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なお,これらのゲートから降車する際には,定期券であれば通す必要はありません.それ以外の券種は,通常の改札口を利用する必要があります.
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