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熊本バス(自社購入車)
熊本バス
自社購入車
熊本地区4社の中でも、最も個性的な仕様の車両が揃っています。中4枚折戸に標準床、標準サイズの二段窓のスタイルは、なかなか他社ではお目にかかれません。
三菱ふそうK-MP118K
トップドアの一般路線車。元々熊本バスは、一般路線でもトップドア車で購入してきました。これはその時代の名残。
三菱ふそうP-MS725N
熊本バスの西工車は、貸切ではふそうが多く、カマボコ観光でもMSが在籍していました。そんなこんなで、MS7シャーシでもS型を架装した貸切が存在しています。丸4灯ってのが哀愁を誘いますが、1984年式という所でナットク。
日野P-HT233BA
標準床短尺板バネのHT。これまでトップドアのみだった熊本バスが、一気に前中扉、しかも中4枚折戸で登場という衝撃的な車両です。側面窓は標準サイズのままですが、ユーザ仕様の角形前照灯がいいポイント。1986年式。
三菱ふそうP-MP218K
同じく1986年式で、こちらはふそう車。クーラについても直結式が選択されるようになり、自社発注車は基本的に電装で統一されています。サブクーラ時代からの流れでしょうか?
日野P-HT233BA
1988年式の標準床HTです。前面幕左右のマーカランプは省略されるようになりました。車体塗色については、更新時期などによって色々なバリエーションがあり、なかなか一定しません。
いすゞP-LV314L
1989年式のLVです。熊本バスは基本的に日デ以外の3車種を適宜購入していますが、いずれにも一定割合で西工が存在しています。クーラは変わらず電装。
日野P-HT233BA
1989年式のこちらは日野HT。ユーザ仕様の角形前照灯が継続されていますが、西工の設計変更によりライトベゼルが新パーツになった車両です。熊本バスの白ベース塗色は色々なパターンが乱立していて統一感に欠けるのですが、ほとんどはトレードマークと言えるオレンジを基調としているので、赤バスであるという識別は可能です。
いすゞP-LV314L
翌1990年式も西工製で日野といすゞを購入。この車両は更新の際に新塗色に変更されたものです。標準床板バネの基本構成は変わらず。
日野P-HT233BA
同じく1990年式の日野の例。前面方向幕は大型ながら左右幅の狭いサイズが継続採用されています。
いすゞU-LV324L
こちらはU-車のLVです。中扉は4枚折戸で、相変わらず標準床です。
三菱ふそうU-MP218K
このグループから側面窓がブラウン仕上げの逆T字窓になり、外観が一気に改善されました。中4枚折戸は継続採用ですが、板バネ標準床まで継続されています。B-II採用で塗り分け線が下がったせいか、「熊本バス」表記文字がやたらと大きいのが特徴。
いすゞU-LV324L
1992年式のいすゞLVです。IKCのボデーでは採用実績のあった、ゼクセルの室内置き新集中式クーラを搭載しており、熊本バスの西工車としては稀少なクーラ形態になっています。しばらくサントリーの送迎車になっていましたが、一般路線に転用されました。
いすゞU-LV324L
熊本地区4社局が一斉にリフト車を導入した時に、熊本バスは既存車の中扉に改造でステップリフトを取り付けました。その車両がこちら。もともと中4折だったものがグライドスライド扉に改造されています。B-IIなのは新製時から。リフト改造時にナンバー付替していますが、元々は上欄と同時期の購入車で、こちらは赤バス標準?の電装クーラを搭載しています。
いすゞU-LR332J
西工の一押し商品、中型ワンステをいすゞシャーシに架装したものです。中扉は2枚折戸で、これは他社にはあまりない仕様です。側面窓はご覧の通り、ほぼ標準のサッシ式逆T字窓。リヤフラッシャーは上下2分割の2連タイプで、熊本地区では同社の特徴的な仕様といえます。クーラは電装でほぼ一貫している熊本バスゆえ、中型用の電装クーラを搭載しています。
いすゞKC-LR333J
KC-車でも継続してLRワンステを購入しています。クーラは電装を後部搭載。
いすゞKK-LR233J1
KK-車、すなわちエルガミオシャーシの中型ワンステです。新塗色になり、96MCということもあって印象を一新しました。クーラは電装を継続採用。2001年式なのに中扉が2枚折戸のままで、もはや驚きとしか言いようのない選択を見せています。
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