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和歌山バス
紀州西工車でござる。

 和歌山バスにも、少数派ながら目立つ西工車が在籍しています。

いすゞP-LV214L P-LV214L
 南海の市駅(和歌山市駅)〜JR和歌山間の「和歌山シャトル」専用車です。1988年式で、車内は2+1列のハイバックシートがずらり並んでいます。E型のメトロ窓で、後部扉は下方に明かり窓がある「関西私鉄系」の仕様です。クーラはヂーゼル機器の集中式。リヤバンパーには阪急でお馴染みの市光4341が付いています。一時期南海も好きなパーツでしたからね。南海の堺にも似たような車両が在籍していますが、あちらはトップドア。

日デKC-RM211GAN KC-RM211GAN
 日デの中型はこれまで富士重工で購入されてきましたが、どういう訳か、突然西工で購入しました。1996年式のみ掲題型式が在籍しており、仕様は和歌山バス標準。サッシ式T字窓や前後扉が日デオリジナルボデーには珍しく、意外に価値ある一品です。

日デU-JM210GTN U-JM210GTN
U-JM210GTN
 写真が汚くてご免なさい。関西空港交通が空港島内の展望ホール〜PTB間送迎用に購入した車両そのもの。ワンステ低床型式ながら、中扉はツーステップになっています。ちなみに、この車両は分離子会社の和歌山バス那賀に属しています。塗色はしばらくの間KATEカラーそのまんまで走っていましたが、現在は下画像のように和歌山バス那賀カラーになっています。

ふそうPDG-AR820HAN PDG-AR820HAN
 和歌山バス那賀に驚きの車両が登場しました。外観は自家用ツーステップ仕様のH尺そのまんまで、前面1枚窓にメトロ窓、車内に並ぶハイバックシートがさらに雰囲気を盛り上げています。この車両、一般路線用のくせにトップドア標準床というのが一番のポイントです。バリアフリー法の時代に一体どういう論理で切り抜けたのかは知る由もありませんが、粉河熊取急行にほぼ専用されている所からして、用途に適した仕様なのは間違いありません。

ふそうPDG-AJ820NAN PDG-AJ820NAN
PDG-AJ820NAN
 元々和歌山バスは日野が多かった関係で、現在でも日野が多く在籍しています。しかし近年は各シャーシを並行して購入しており、MKロングの流れでAJノンステを1台購入しました。上欄のAR同様に電装クーラを搭載しており、05NS仕様の標準的な車両です。AJという型式自体がかなり貴重品ゆえに、かなり目立つ一台。

日デU-RA520RBL U-RA520RBL
 関空リムジンバス専用車。関西空港交通と塗色を合わせていますが、前面は南海グループのマークだったり、側面レタリングが異なっていたりで、案外簡単にKATE車とは識別可能です。

日デKC-UA460NSN KC-UA460NSN
 元は関西空港交通の二代目展望ホール輸送車。元の側幕を埋めて、新たに取って付けた幕が出来ています。偏平タイヤ低床はもちろん和歌山バスにとっては初めて。車内はハイバックシートが並んでいるので、これは打ってつけです。しか〜し!堂々の11m級が災いして、新たに整備されたJR和歌山駅のロータリーに四苦八苦。とりあえず、バンパーやライトベゼルまで塗装したのがいつ剥げるかと心配でなりません。

いすゞKC-LR233F KC-LR233F
 和歌山バス那賀に4台まとめて入ったのがこちら。見てのとおり元高槻市の有名なLRで、塗色は「そのまんま高槻」で動いています。わずかに高槻の黄色の線が和歌山バスのオレンジ色になっている程度で、思わず心配になる程です。車内では、シートモケットや独特の5連チャイムなども健在。使いやすいサイズなのか、汎用的な中型車として使用されている様子。

三菱ふそうKC-MP317M KC-MP317M
KC-MP317M
KC-MP317M
KC-MP317M
 これも那賀に入った車両で、見るからに元阪急の車両と分かります。よりによって千里の偏平タイヤ低床車が2台来ていますが、あまり選べない状態だったのかも知れません。当初は真っ白な装いで、南海マークや最低限の表記類でようやくそれと分かる程度でしたが、のちに中・下写真のように、多少の図柄を付加されました。いずれにしても和歌山バスらしからぬデザインです。近大関連の輸送力を求められるダイヤに入っている様子。途中には結構な狭隘区間もありますが、気にせず大型で突進していきます。
 車内は、座席定員を稼ぐためにシートを全部交換しており、2人掛けのハイバックシートがずらり並んでいます。これでも朝ラッシュは立席が出るようなダイヤがあり、学生輸送と団地輸送で双方向とも稼いでいます。

三菱ふそうKC-MP317K KC-MP317K
 同じく那賀で近大関係に入っている元阪急の車両ですが、こちらは屋上エバポレータ搭載の一般低床車で、K尺という点が異なります。よりによって、西宮に3台しか存在しなかった電装クーラ搭載車をこれまた上手にゲットしています。

三菱ふそうKL-MP35JK KL-MP35JK
 元阪急のK尺ワンステで、クーラは電装を搭載。こちらも塗色からお分かりのとおり、那賀に配置されています。那賀の大型では貴重なバリアフリー車ですが、余り気にせず近大関連ダイヤに入っているようです。

三菱ふそうKL-MP37JK KL-MP37JK
KL-MP37JK
 元阪急のK尺ノンステが1台やって来ました。塗色はきれいに和歌山バスになっていますが、車内は阪急そのまんまです。ご覧のとおり電装クーラを前天搭載。

いすゞKL-LV280N1 KL-LV280N1
 こちらも元阪急の車両で、いすゞLVのワンステN尺です。MPともども和歌山市内を闊歩しています。

いすゞKL-LV280L1 KL-LV280L1
 上欄と同じKL-LVですが、こちらは元阪神の車両です。側面が最拡大窓ということで、たった1台だけ存在していた221号と分かります。ご覧のとおり、左後輪カバーは外して運用されています。

いすゞPJ-LV234L1 PJ-LV234L1
 元阪神の車両で、PJ-LVワンステが3台まとめてやって来ました。阪神独特の窓割りの関係で、側面の行先表示器が窮屈そうに収まっています。クーラはサーモキングを搭載。

いすゞPJ-LV234L1 PJ-LV234L1
 上欄と同型式ですが、こちらは元阪急の車両です。サーモキングのクーラを搭載したMT車で、シートも含め阪急時代の内装がそのまま残っています。コーナリングランプがないのは阪急仕様の特徴のひとつ。

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