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宇部市交通局
宇部市交通局
興産の街の西工車。
ご存じ宇部興産の城下町、宇部市交通局にも西工が在籍しています。新幹線連絡の新山口駅と空連が稼ぎ頭で、一般路線車は中型化がじわりと進んでいます。
三菱ふそうK-MP118K
宇部市の標準的な仕様の車両。前、中ともに狭幅の折戸というのが特徴です。三菱重工の旧型ユニットクーラ、板バネ標準床、まぁ公営らしいと言えばそうですが。
日野K-RC381
仕様書はそのままで日野にて製造すると、こんな感じでしょうか。ウィングマークがいい感じです。クーラは電装の室内分散式で、当時は比較的よく見られたユニットです。
日デK-U31K
公営らしく、各シャーシを購入しており、この年は日デ。ご覧の通り、後部方向幕は省略です。53MC末期に見られる、パンチンググリルのルーバで、国産ボデーでも最も早い時期の導入でした。クーラはヂーゼル機器分散式。
いすゞP-LV314K
58MC初期のLVです。左ルーバが縦割りなのは、なぜだかよく分かりません。窓は標準サイズの二段窓、扉は狭幅の折戸、要はちっとも仕様が変わっていないということです。側面幕はやや大きくなりました。
日野U-RJ3HJCA
次の西工は、時代が一気に飛んでワンステです。それも日野RJで、結構面白い所を突いてきました。U-車の西工中型ワンステは、そのほとんどが中4枚折戸であった中、引戸というのは当時稀少な仕様でした。今はほとんど引戸になっているのはご承知の通り。
日デKK-RM252GAN
久しぶりの西工製一般車は、日デの中型ノンステです。前折中引扉で、中扉には手動スロープ板が格納されています。クーラはゼクセルを選択。側面窓が逆T字窓になっているのがいい感じですが、これは半ば標準仕様ということで・・・。
日デKK-RM252GAN
続いて日デで中型ノンステが購入されました。ほとんど前回と同仕様ですが、クーラの形状が新型になり、外観上の変化が見られます。ちなみに、緑のラインはワンステ・ノンステを意味しています。
三菱ふそうPDG-AR820GAN
そして最後の西工車はこちら。ふそうブランドのARノンステを購入しました。MKテールやサッシレス側窓などを特徴とする新ボデーです。中扉の手動スロープ板やサーモキングクーラなど、仕様面では日デRMを引き継いでいる印象。
三菱ふそうP-MS725S
宇部市では貸切車でも一定割合で西工が選択されてきました。この車両はP-MS7の前期型で、当初は貸切として購入されたのち、山口宇部空港の空連などに転用されています。
MMCやFUSOなどバッジ類満載でマニア対策されていますが、何と言っても三菱重工のサブクーラが仕様上の最大の特徴。側面窓は標準サイズでブルーベンドの2〜4番T字。実はこの時期の1枚スイング扉は貴重品です。
日デU-RA520TBN
初代C型末期の、コーナーリングランプをバンパー内に埋め込んだ車両です。扉は折戸にトーンダウン。電装のフルエアコンで、これは順当な線と言えます。この車両も空連等に転用されていて、前面のみならず側面にもLED行先表示器を取付しています。
なお、この他に92MCの日デC-Iも存在します。
日デKC-UA460HAN
宇部〜新山口駅の特急・快速専用車として購入された車両。当初は前面にアンドンがありましたが、更新に伴い撤去されています。
短尺路線車のシャーシを利用したトップドア標準床で、E高速を先取りしたようなコンセプトがお見事。クーラは電装の直結式で、側面窓は拡大型サッシ式T字窓で、塗色も含めて貸切と統一したイメージを出しています。
日デPKG-RA274TAN
山口宇部空港の空連専用車としてE高速が購入されました。ハイデッカではない空連ゆえに、大型床下トランク仕様など西鉄で養われてきたノウハウがふんだんに投入されています。前面2枚窓等でコストを抑えながらも西工の仕様対応力を存分に活かした一品です。製造時期の関係で汎用テールになっています。宇部市のカラーイメージを維持した新塗色を採用しており、これは貸切などにも採用されています。あ、どっかの私鉄で見たことがある名前が・・・。
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