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東京都交通局
東京都交通局
都営バスの西工車
西工の東日本進出において、最も象徴的なユーザが東京都交通局と言えます。やはり西工みたいなローカル色の強かったメーカにとっては、国鉄と並んで一つの憧れですよね。
日デKK-RM252GAN
G代中型
ピンポイント需要に向けたアクセスライン(AL02)専用車として、[R]臨海(営)に3台配置されたCNGノンステップバス。最初は[S]深川(営)配置でしたが、日デ配置営業所である臨海に転属しました。当初は下画像のようにアクセスライン表記がありましたが、現在は一般車になり、閑散路線を中心に入っています。
オリジナルスタイルのRMで、中扉は引戸。塗装はご覧の通り、都営ノンステカラーです。クーラは標準仕様と言っても良いゼクセル。屋上のボンベカバーは2001年式(G代・2000年度)ゆえにご覧の通り初期型です。リヤの増設ストップランプが特徴的で、仕様書の関係で仕方なくこんな構成になった模様。
日デKL-JP252NAN
H代一般車
ワンステの予算でノンステ!となれば、中型ベースの日野HR(10.5m)か、日デJPになります。で、そのまんま、H代(2001年度)として日野HRが62台、日デJPも24台が導入されました。仕様面で目立つのは、戸袋窓が接着式の大型窓になっている点で、これは東京都交向けの特別仕様です。中扉前のフリースペースも特徴的です。[N]北(営)、[F]練馬(営)、[Z]青戸支所、[L]江東(営)にそれぞれ配置されました。今回は投入路線の関係で、東京駅丸の内口にも顔を見せることになり、いよいよ西工も日本の中心までやって来ました、という感を強く受けます。
LED表示器の改造対象からも外れ、最後まで方向幕で走り回っています。
日デKL-JP252NAN
H代都市新バス
江東(営)にはご覧のように都市新バス仕様車も存在します。但し以前のような一般車との仕様差は全く無くなり、前面の表示類などがわずかに異なる程度です。中扉の開閉チャイムは電車と揃えているようで、バスでは珍しい仕様です。
日デKL-JP252NAN
K代一般車
続いてK代(2002年度)には、[R]、[Z]、[F]にJPが配置されました。クーラが電装に変更されたほか、側面幕が中扉前に移設、中扉のスロープが車載式に変更、リヤバンパーが太いタイプになった点など、様々なポイントが変更されていて、H代とは容易に識別可能です。太いリヤバンパーは、96MC系では関東バスなどごく限られたユーザのみに採用されたもので、元々日デオリジナルスタイルのリヤバンパーでカバーされていた部分が96MCバンパーでは下に出てしまうための対処策と考えられます。(H代など通常のKL-JPはバンパー下方に板を追加して隠している)
日デKL-JP252NAN
K代一般車
K代では、途中で車外スピーカがネプチューンに取り替えられたものが存在しています。登場時は、その他の全車と同様にクラリオンが取り付けられていたものと思われます。なお、都交ではスピーカと音声合成放送装置のメーカは必ずしも一致しません。
日デKL-UA452KAN
L代一般車
富士重工の事業撤退を受け、大型車も西工製が登場しました。UAノンステのGタイプ(ワンステベース)です。西工製KL-UAはL代(2003年度)のみ存在しており、最大の注目点は側面窓がヒドンピラー式の全固定窓であること。JPと同じく戸袋窓が大型の接着式になっており、非常に特徴的な仕様選択と言えます。他ボデーも含めてL代のみの仕様で、非常口後方だけ換気のためサッシ式の逆T字になっています。クーラはご覧の通り、電装の新型ユニット(コンデンサ)を搭載しています。
この車両は[F]練馬(営)の新製配置で、なぜか練馬の車両はネプチューンの車外スピーカを取り付けられています。
日デKL-UA452KAN
L代一般車
こちらは[N]北(営)の新製配置で、近年の都交の標準的仕様であるクラリオンのスピーカが付いています。なお、L代は[F]、[N]、[L]に配置されています。
日デKL-UA452KAN
L代都市新バス
こちらは[L]江東(営)の都市新バス仕様車。と言っても実質は一般車と同じで、前面のヘッドマークや表記類が一部異なる程度。当初は前面表示に「グリーンスター」と入っていました。
江東の車はクラリオンのスピーカを取付しており、当初からの一般仕様車はごく少数です。
日デADG-RA273KAN
N代一般車
最新規制車のみ購入すると宣言した関係もあって、当時先取りで新長期規制を唯一取得していた日デRAが購入されました。N代(2005年度)の年度末購入で[N],[F],[L]に入っており、仕様面ではごく一般的な所に戻っています。クーラはサーモキングに変更。
日デPKG-RA274KAN
P代サーモキング
P代(2006年度)からは、重量車燃費規制に適合させて型式呼称が変わっています。このP代は年度一括発注だったため100台以上の一大グループを形成していて、都内至る所で西工が見られるようになりました。実質はADG-車とほとんど一緒と思われます。なお、側面最後部の固定窓内側(下部)は、以前のようにアルミのパーツではなくトリム張りとなっています。ここから05NS仕様。
日デPKG-RA274KAN
P代電装
P代の一部車両は、ご覧の通り電装クーラを搭載しています。サーモキング製に比べて台数は少な目で、[A]品川(営)、[P]巣鴨(営)、[S]などの所属車が該当します。
日デPKG-RA274KAN
P代都市新バス(都02)
こちらは[G]の都市新バス(都02・グリーンライナー)仕様車。前面の表記類に差異がある程度で、一般車との仕様差はあまり見られません。クーラはサーモキング。
日デPKG-RA274KAN
P代都市新バス(都06)
同じく都市新バス(都06・グリーンエコー)の表示をした車両。[B]渋谷(営)に2台だけ存在している模様です。渋谷と言えばグリーンシャトルが有名ですが、西工車では見かけません。
日デPKG-RA274KAN
P代多区間車
P代は日デを主力として各営業所に配置されている関係で、[W]青梅にまで西工が進出する事になりました。都区内の車両とは異なり多区間系統のため、中扉に車外灯が装備されています。こちらもクーラはサーモキング。
日デPKG-RA274KAN
S代一般車
S代(2008年度)第一回は日デが落札。かくしてP代に続いてRAが西工のラインを埋め尽くしました。リヤフラッシャーが汎用テールになったほか、右側の第2柱(運転席側窓直後)が太めになったこと、そして「みんくる」ステッカのベースが青→ベージュに変わったことなどで識別可能です。
クーラは電装のみ登場していて、P代がサーモキングだった営業所では電装クーラも識別要素となっています。
日デPKG-RA274KAN
S代都市新バス(都02)
S代のうち[G]の車両は例によって都市新バス仕様になっています。大塚では、クーラがサーモキングから電装に変わって、遠目からでもよく差が分かります。
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