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96MC系
神姫バス
96MCになって
いよいよ呉羽(MBM)系ボデーの採用が広がり、しばらくは厳しい状態が続いていました。しかし、ふそうOEM車を中心に最後に復活しました。
三菱KC-MP317M
MBMボデーが購入の主体となり、西工は一般低床車に絞って購入されています。さて、MP3/7シリーズになると同時に、なんと画期的なことに最拡大サイズの逆T字窓を標準採用とし、大きくイメージアップを果たしました。サッシ式の銀色ではありますが、歓迎すべき装備です。ただ、前扉は相変わらず狭幅です。クーラは三菱重工を搭載。
三菱KC-MP317M
1997年式の途中からクーラがビルトインタイプに変更されています。前扉の車外灯はステップ下から照らす方式で、これはシンキらしい仕様のひとつ。
三菱KC-MP317M
そして西工側の設計変更でラバーフェンダになったものが前後扉の最終形。1998年式がほとんど最後で、2台だけ1999年式も存在。この後しばらく西工の購入は途絶えます。
いすゞKK-LR233J1
湯郷(営)を閉鎖して、津山(営)として大原に拠点を構えた岡山の神姫に、またまたいすゞで驚きの新車が1台入りました。そう、LRワンステなのです。クーラはLV同様に電装で、側面窓がブロンズ色の逆T字窓になっている点が注目です。神姫らしからぬ「こぎれい」な仕上がりと言いたい所でしたが、運転席下の広告がいかにもシンキ。2002年式で社番は9280。日野中型枠に入れられています。製造番号は熊本バスの続き。大原閉鎖後は大久保(営)に配置されて走り回っています。
日野PJ-KV234N1
これまた驚き!の一品です。2007年式で姫路(営)に日野KVワンステが2台登場。J-BUS側の事情で一部が西工に流れたものと思われますが、いずれにしても神姫の日野〜西工車はRE以来のごぶさた。
まず、神姫の西工車の長い歴史の中で初めてB-IIを採用。こうして見るとシンキ塗装でも意外にフィットするものと感心。クーラは順当に電装。それから!何と言っても前面に小さいながらも「HINO」ロゴが入っていてマニア対策万全。一方で神姫伝統の狭幅前扉はしっかり継承されていてホントに嬉しくなります。あり得ないぐらいの傑作です。
ふそうPKG-AA274MAN
従来のふそう製ノンステの流れを引き継ぎ、シンキにも日デOEMのAAがやって来ました。KVと同様にB-IIを選択、クーラは三菱重工がなくなったので順当に電装製となりました。MPノンステでもM尺車を投入してきた関係で、AAもご覧の通りの型式です。神姫随一の団地路線を抱える三田(営)を中心に、神戸地区各営業所へ配置されています。但し2008年式のみ存在しており、翌年からは富山ボデーのノンステに移行しています。
ところで、運転席窓下の広告枠はシンキとして必須アイテムな模様。さらに社番の年式部分もいまだに「昭和+1」の法則が続いていて、こんな所が妙にシンキらしい所です。
ふそうPDG-AR820GAN
ふそう中型の継続購入として、2008年にARが入りました。以前は日野の牙城だった加古川(営)も近年はふそう中型が続々投入されており、この車両もその延長線上にあります。
ご覧の車両はノンステで、クーラは電装を搭載。リヤだけ見ると、やっぱりPA-MKとよく似ています。似せて作ったので当然ですが・・・。
ふそうPDG-AR820GAN
こちらは同時に入ったワンステです。ご覧の通り、ワンステとノンステは本当によく似た設計のボデーで、唯一前扉の下部が外見上で異なるポイントです。ワンステも加古川(営)に投入されていますが、一部は大久保(営)に移動しています。
ふそうPDG-AR820GAN
2010年式で1台だけノンステが加古川(営)に投入されています。仕様面では2008年式とほぼ同等です。一時は一大勢力を築いた神姫の西工車も、結局この車両が最終となりました。
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