トップ西工研究室ユーザ情報神姫バス58MC系

神姫バス
58MCバラエティ

 この時期、西工は文字通り神姫の主力として大量購入されていました。しかし、高速・貸切・中型は三菱系ボデーを架装しており、この辺り(特に貸切)の考え方は、鉄道系のバスと少し異なる部分と言えましょう。

三菱P-MP218M P-MP218M
 直結クーラ(三菱重工製)になり、この姿の車両が大量に増備されました。相変わらず側窓は小さいサイズの二段窓、前面幕左右にマーカランプが輝き、前扉は狭幅という神姫仕様が炸裂しています。車内吊り輪が黒というのも神姫らしい点。CIを導入する前の神姫マークを付けた車両は、CI化に際し、ご覧のように看板を取り付けるような形で新社紋を掲出しています。(更新車や新車はステッカ式)

三菱U-MP218M U-MP218M
 初期のU-車はほとんど仕様変更が見られませんが、側面幕周囲がブラックアウトされる等の外観上の差違を見いだすことができます。

三菱U-MP218M U-MP218M
 96MCがオレンジ一色のカラーバンパーになったこともあり、58MCでも更新車はバンパーをオレンジ塗装したものが出場しはじめています。但し、隅っこの黒い部分はすぐこするからか、無塗装のまま。塗料が乗りにくい部分だとは思いますが。

三菱U-MP218M U-MP218M
 明石(営)に新製配置された3853号(1992年式)は、ヒドンピラーの逆T字窓に側幕が阪急よろしく戸袋窓に収まった姿で登場しました。同時に新呉羽ボデーでも同じ仕様にて購入されていますが、いずれにしてもこの仕様は本採用には至らず、以後、呉羽系ボデーの勢力が拡大する契機を作っただけでした。

三菱U-MP218M U-MP218M
 これはゾーンバスに移籍した車両の例です。神姫ゾーンバスは、押部谷周辺のフィーダー路線専門に設立された子会社で、決して本体に吸収されることなく今に至っています。ゾーンバス自前の新車も購入しており、その場合神姫社番は付与されません。

三菱U-MP218M U-MP218M
 U-車の途中からフォグランプが角形になっています。が、その他の仕様はほとんど差違なし。M尺一般低床で増備が続きます。

三菱U-MP218M U-MP218M
 1995年式(社番4150代〜)は、神姫のトレードマークの一つであった前面方向幕左右のマーカランプが廃止されました。リヤはもうちょっと前から無くなっています。

いすゞU-LV324K U-LV324K
 まだワンステップバスも珍しかった頃に「ふれあい号」として神姫は早くからワンステ導入を進めていました。そんな頃に突如、神姫唯一の岡山ナンバーである湯郷(営)[当時]に2台、いすゞのワンステが入りました。神姫のいすゞ路線車は数十年ぶりで、山間部過疎路線へのワンステ投入という意味でも注目されました。車内はロングシートが主体で、電装クーラを搭載。でも、それでも、狭幅前扉や標準サイズ(小サイズ)の側面窓など、しっかり神姫してます。ちなみに、更新で「ふれあい号」表記は消されています。

三菱KC-MP217M KC-MP217M
 一見すると全く分からないのですが、実はこれKC-MPなのです。もともとエンジンが変わった程度なので、外見上の差異はありません。他ユーザ同様に1996年式に存在する程度で、96MC化と同時にMP317へ移行しています。

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