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サンデン交通
58MC

 コロコロと仕様が変化しつづけるサンデン仕様の全貌を明らかにするのは容易ではありません。とりあえず編集子の撮影した車両から順にご紹介していきますが、多少の抜けはご承知おきください。

三菱P-MP618M P-MP618M
 おっと、これは貴重品!そう、サンデンの数少ない中4枚折戸車両なのです。恐らくは西鉄に影響されたのでしょうが、そこまで必要なかったのが悲しいかな、この後は前後扉で増備が続きます。角形前照灯の特注がちょっとポイント稼ぎ。側面窓は拡大型の二段窓です。1987年式。

三菱P-MP618M P-MP618M
 こちらはふそうの一般的な仕様です。ブロンズ色の二段窓で、ヂーゼル機器の分散式クーラが中国地方してます。

日デP-RB80GR P-RB80GR
 これも2台しか存在しない貴重品。日デ中型はほとんど富士製の中、なぜか西工で購入されました。前後扉で、後部扉は引戸。ごく初期のボデーである証に、運転席右の窓下側に、接着式の固定窓が付いています。やはりここは中国ゆえ、エアサス標準床であります。1989年式。

いすゞP-LV214M P-LV214M
 ごく一時期の一部車両に採用された逆T字窓です。富士5Eは少々見苦しい感じですが、西工はご覧の通りサッシ式ですっきりしています。これも1989年式。

いすゞP-LV214M P-LV214M
 そして、これが一般的な仕様。ブロンズ色の拡大型二段窓です。クーラはヂーゼル機器の室内式。やはりエアサス標準床で、この頃は以前のいわゆる市内線仕様は存在しません。

日デP-UA33L P-UA33L
 この型式は西工製では貴重な存在で、サンデンにおける西工製は2台のみです。ちなみに、後部扉の戸袋窓はHゴム支持方式を選択しています。扉周囲も茶色塗装しているのは好感が持てます。

三菱U-MP618M U-MP618M
 ちょっとコストダウンで、窓枠が銀色のままになりました。拡大型の二段窓は変化なし。三菱MPも、日デやいすゞに合わせて角形前照灯を採用しています。なお、日野は58MCでは存在しません。

いすゞU-LV224M U-LV224M
 上記仕様のいすゞ版。クーラはゼクセルの屋上ユニット集中式です。ちなみに、なぜか写真のように小月(営)だけ、方向幕表記が「サンデン小月営業所」になります。

日デU-UA440LAN U-UA440LAN
 そして、このグループ(1993年式)を最後に、しばらく西工製路線の新車は途絶えます。仕様はほとんど変化なし、すなわちエアサス標準床です。クーラはゼクセルの集中式。中国地方に多いヂーゼル機器分散式の流れを汲んでいるものと思われます。

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