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SD型 (スーパーハイデッカ)

 関西国際空港の開業に合わせて,関空関連の路線に投入するためにスーパーハイデッカを購入しています.しかし,別にトイレさえあればスーパーハイデッカである必然性はまるでないことに気づき,その後の導入は中止されています.

三菱U-MS729S U-MS729S
 1991年式と1992年式が存在.三菱MS729SなのでSD-IIボデーなのですが,何とご覧のように折戸,11列シートというチープさ加減がマニア心をくすぐります.コーナーリングランプがバンパー内に設置された末期バージョンで,側面のトランク扉がスライド式である辺りが辛うじてリムジンらしさを維持しています.現在では標準化された「水色塗装」ですが,実はこの車両で初めて採用された塗装で,当時はスーパーハイデッカを表す塗色でした.

三菱U-MS729S U-MS729S
 旧SD-IIの中にはたった1台だけ貸切車として購入された車両があります.ほとんど乗合車として使用されていましたが,貸切時代の仕様は健在です.マーカランプがオレンジ色(貸切色),前面社紋が赤色,なのがよく分かる点でしょう.

三菱U-MS729S U-MS729S
 SDの購入は西工のモデルチェンジ後も続き,ほぼ同仕様で入っています.西工と三菱との契約の関係で,スーパーハイデッカシャーシのMS729に関してはMS8になるタイミングがハイデッカより若干遅くなっており,ハイデッカのC-IがMS8になってもSDはMS7での購入が続きました.このため合いの子とも言える92MCのMS729SがOKKにはまとまった台数で在籍していました.

三菱U-MS821P U-MS821P
 SDがMS8になった後までスーパーハイデッカの購入が続きました.MS7との識別はホイールベースで一発.購入時は大阪市西淀川区に中島車庫があり,なにわナンバーを取得したSDもありましたが,全車とも本社に戻って大阪ナンバーに付け替えられています.結局,この辺りでSDの購入は一段落しました.

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