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京都市交通局
日産ディーゼル KC-車・KL-車

 烏丸(営)は循環線のダイヤを多く持っていることから、京都駅でも日デを簡単に見ることができます。ノンステでも西工が引き続き採用されているのは嬉しい限り。

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 前後扉の一般車としては最後のグループです。仕様はU-車末期とほぼ同一で、外観からの判別は冷却水注入口ぐらいしかできません。(これに連動した非常口後方窓の標準サイズもポイント)

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 リフトバス・ワンステ
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 京都市はノンステ登場後もリフト車の増備を行い、これらの車両はワンステ前中扉をベースシャーシとしています。烏丸(営)にもノンステ投入後にご覧のリフト車が入りました。京都市の96MCとしては横大路(営)のふそうワンステに続く車両です。クーラは電装ビルトインで、コンデンサは低床車用の薄型。リフトはこの時期の京都市標準である前扉に設置。ノンステの普及に伴い、リフトの使用を中止しているようです。

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 中型ノンステ
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 やっぱり時代はノンステ。ということで、中型車のノンステが日デで購入されました。基本的にRMノンステなのですが、Bスタイルである点が特徴。烏丸(営)に配置され、当初は100円循環に入っていましたが、現在は専ら北ローカル系統に投入されています。クーラはゼクセル。

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 ノンステ
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 大型一般車もノンステ!と言いたい所ではありますが、まだ高価。そこで、中型ベースの10.5m車に白羽の矢が立ち、JPが購入されたのです。大型10m車と同等の収容力は備えています。Bスタイルで、中扉には手動のスロープ板を備えています。

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 ノンステ・洛バス
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 洛バス仕様のJPです。JPは一般車も含めてゼクセルのクーラを採用しており、京都市の日デでは珍しいと言いたい所ですが、西工JPはこれが標準仕様です。

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 ノンステ
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 これまで富士製を採用していた日デのフルフラットノンステが、ついに西工でも登場しました。電装のクーラで全車烏丸(営)に配置され、循環線(単区間車)に投入中。コーナーリングランプやアンダーミラーの省略など各所で京都市仕様が見直され、コストダウンが図られています。2003年式で、ルーバ形状見直し前のUA272は全国で唯一の存在です。

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 ノンステ
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 続く2004年式は、電装の屋上コンデンサが新型になったほか、エンジンルーバが新形状になりました。今回は烏丸(営)に単区間車と整理券車の両方が購入されています。クーラ以外にも、コーナーリングランプやアンダーミラーの復活などが見られます。ミラーステーは、西工の標準とも言える形状に変更されています。

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 CNGノンステ
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 そして、2004年式には横大路(営)に3台、CNGノンステが投入されています。これまで西工製のCNGノンステはUA452のお手軽ノンステベースしかありませんでしたが、ついにフルフラットのNタイプでも登場となりました。クーラはディーゼル車同様に電装を搭載しています。CNG車の宿命で、軸重制限から定員が減らされています。側面窓はガス配管や補強などの関係で窓割りが独特になっています。京都市塗色は窓周囲をブラックアウトしないため、目立つポイントと言えます。

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