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日産ディーゼル(1)
京都市交通局
日産ディーゼル K-車〜U-車
さすがに関西だけあり,京都市でも日デは少数派です.長らく烏丸(営)に集中配置されてきましたが,近年ではその他の営業所にも一部配置されています.
日デK-U36L
京都市の53MCはちょっとやそっとじゃ解説できないぐらい変な仕様を誇っていますが,ざっと書くと・・・.左方視界拡大の小窓が2つ,これに伴って前照灯位置が下がっています.前面窓は左右とも拡大タイプ(通常は日デとふそうは拡大でないタイプを選択することが多いが,京都市はすべて拡大型)で,低床と標準床が並行して購入されていました.
この写真では見にくいですが,日デとふそうには,東洋サーモコントロール製のクーラを搭載した車両が存在し,そのユニットの巨大さは,実に驚きです.補強かパイプ収納のためか,柱が一カ所太くなっているのが確認できます.
さらに,排出ガス対策として大都市公営交通で若干見られた,副室式エンジンを1981年まで採用していました.このK-U36Lもそうで,日野はRE,いすゞはCLM,ふそうはMP107を購入していました.ま,とにかく変な車です.
日デK-U31L
こちらは直噴化されたU31Lです.東洋サーモのクーラ,見えますか?低床車の10.5m車でこれなので,CNGボンベと見まがう迫力のある車両です.
日デP-UA32K
エアサス化と同時に前面方向幕周囲がブラックアウトされ,識別が容易になっています.10.5m車は1986年限りで,以降は10m車にて購入されています.U32系は角4灯式前照灯が標準ですが,京都市はなぜか丸4灯式でした.
日デP-UA33K
エンジン等が一新されたU33系になって,一時期電装に統一されていたクーラに,またも東洋サーモが巨大さもそのままに,新型ユニットとなって帰ってきました.ご覧下さい.
日デP-UA33K
京都市は,機械式ATの採用に積極的に取り組んだこともあり,日デE-MATICが西工にて採用されました.ちなみに,U33系以降のフォグランプは,正方形が標準品で添付されてきますが,京都市ではU-車以降はいすゞのような長方形パーツに交換しています.よって,正方形パーツはUA33Kのみ,ということになります.
日デU-UA440HAN
京都市も逆T字窓を採用.御所車模様のシート生地など,高級路線を突き進んでいきます.でも,しばらくはご覧のように東洋サーモが電装と並行して採用されていました.
日デU-UA440HAN
そしてこちらが同型式の電装クーラ車です.台数的には電装の方が圧倒的に多い状況です.
日デU-UA440HAN
CNG・洛バス
日デのCNG車、第一陣のうちの1台。この時は西鉄と神戸市、それに京都市が西工を架装しました。床下ボンベのためのガス抜きルーバーと、電装のパッケージクーラが特徴。洛バスとして毎日元気に走り回っています。
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