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K-,P-車
熊本市交通局
K-車・P-車
熊本市営の特徴的な仕様が光る時期の車両です。4社競合の中で仕様が磨かれる様子もよくお分かりいただけると思います。
いすゞK-CJM520V
大型方向幕、中4枚折戸、サブクーラの一般低床など、当時の熊本市仕様がよく分かる車両です。特に側幕の位置が中扉後方にあるのは、当時としては珍しい部類と言えます。いすゞだけに、前面窓は大型タイプを選択しています。
日デK-U31L
板バネの一般低床車。中扉の窓が天地方向に大きく拡大されていますが、これは当時(53MC末期)の西工における4枚折戸で流行した仕様です。太いダクトの窓柱でお分かりの通り、サブエンジンクーラです。熊本市におけるサブクーラはこの後、実に1987年式まで継続します。本当にサブクーラを好んだユーザと言えましょう。
三菱P-MP218K
ここから58MCです。B-IIを選択しており、ユーザ仕様の角形前照灯とも相まって、なかなか近代的な・・・と言いたい所ですが、標準サイズの二段窓とサブクーラで損をしています。中4枚折戸は狭幅タイプを選択しており、サブクーラのダクトとシート配置の絡みとは思いますが、やや特異な仕様です。
なお、この前に日野P-HT225AAがB-Iで存在し、同期の西工車には日デP-U32Lなどもいます。
日デP-U32L
仕様は前年とほぼ同様の板バネ低床車です。こちらは熊本市の主力である10.5m車。中扉の「入口」表示は、車内から正しく読めるように書いてあるので、無賃での脱走を防ぐという目的が第一義と言えます。同期の西工車では、いすゞP-LV314Kなども存在します。
三菱P-MP218M
この1988年式から、市営の印象がガラリと変わるドラスティックな仕様変化が見られます。側面窓はブロンズ色サッシ式の逆T字窓、電装の直結クーラにハイバックシート、リヤの大型フラッシャーなど、これは本当に意欲作です。
日野P-HT233BA
ところが、同じ1988年式でも日野はご覧の通り。それでも前年に比べて直結式クーラ(電装)の採用とリヤフラッシャーの変更が見られます。型式でお分かりの通り10m車。
日デP-U33K
こうして左側面を見ると分かる仕様変更点。側幕が中扉前側に移動しています。仕様が仕様なのでエアサスと思いがちですが、板バネ一般低床です。西工としては比較的少数派のU33系です。
いすゞP-LV314M
1989年式の10.5m車は西工でいすゞが購入されています。板バネ都市低床で、クーラは熊本市標準の電装を搭載。
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