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関東バス
大型路線車

 一昔前は3扉車が関東バスの強烈なイメージだったものの、低床化が進んで現在では一般的な仕様になっています。

日デKL-UA452KAN KL-UA452KAN
 西工車の大型はお手軽ノンステのUA452で購入が始まりました。仕様はJPやRMと類似しており、B-Iを選択。富士製のUA272やUA452と同じ枠の1100番台の続きで社番が付与されています。更新時に前面に関東バスの社紋が掲出されました。

日デKL-UA452KAN KL-UA452KAN
 国交省標準に準拠した仕様になり、青色ステッカが貼付されました。左ミラーアームも西工標準スタイルになっています。前のグライドスライド扉下部には、手で引いて閉める時のための取っ手が追加されました。

日デKL-UA452KAN KL-UA452KAN
 国交省標準は同じですが、出入口の表示がピクトサイン入りになった車両がこちらです。クーラは電装を選択しており、以後西工製は一貫して継続しています。

日デADG-RA273KAN ADG-RA273KAN
ADG-RA273KAN
 新長期規制適合車としてADG-車を購入。仕様はKL-車とほぼ同一になっています。1200番台の社番をあてがわれて、各営業所に配置されています。

日デPKG-RA274KAN PKG-RA274KAN
PKG-RA274KAN
 増備途中で、重量車燃費規制に適合させたPKG-車に切り替わっています。社番は1200台で継続。国交省標準仕様ノンステの2005年度版(05NS)に対応し、ステッカが緑色になっています。クーラは従来通り電装を搭載。前面方向幕部分の車いすマークが1つに減っています。

日デPKG-RA274KAN PKG-RA274KAN
 2007年式から、西工の設計変更で扉のカドにゴムが取り付けられています。前面方向幕部分の車いすマークは、右側から左側へ変更。

日デPKG-RA274KAN PKG-RA274KAN
PKG-RA274KAN
 2008年式からは汎用テールになっています。前面のノンステ表記も関東バス社紋に戻り、ノンステが「普通の車両」になっていく過程がよく分かります。中扉の車いすスロープ板は可搬型に変更されました。

日デPKG-RA274KAN PKG-RA274KAN
 2009年式では前面の塗り分け線が簡素化され、旧来の関東バスの姿に戻りました。社紋とノンステ塗色ストライプの組み合わせは少々煩雑に見えるためではないかと思われます。

日デPKG-RA274KAN PKG-RA274KAN
 西工製の最終グループに属する2010年式では、灯火規制の変更で、前のターンシグナルが高めの黒い台座に載った形態に変化しています。

三菱ふそうPKG-AA274KAN PKG-AA274KAN
PKG-AA274KAN
 従来からふそう車が配置されている[C]青梅街道(営)には、日デのOEM車であるふそうAAが配置されました。C2201号はふそうAAの市販一号車に該当し、シャシ・ボデーとも1番です。西工の製造番号区分は97を使用。銘板は何と「日産ディーゼル工業」と堂々と書いたものをそのまま使用して打刻だけAA274になっています。よって、RAとの識別点はステアリング中央の三菱マークぐらいしかありません。
 従来からRA274を購入している関東バスだけに、外観は見事なまでに同一。社番が2200番台なのでようやくそれと分かる程度です。

三菱ふそうPKG-AA274KAN PKG-AA274KAN
PKG-AA274KAN
 2008年式からは、日デRAと同様に汎用テールとなりました。車体表記類も同じく、ノンステを日本語表記し、前面には関東バス社紋が掲出されています。なお、ふそうという事で引き続き青梅街道(営)に集中配置されています。

日デPKG-RA274MAN PKG-RA274MAN
PKG-RA274MAN
 大型車は短尺が中心の同社にあって、貴重な収容力車両であった10.5m車(5100代、U-UA440LSN)の代替車として登場したのが1300代のこの車両。定員を稼ぐ必要性からワンステとされ、中扉から後ろも1人掛け主体とするなど、収容力アップに特化した仕様が特徴です。よほど困っていたと見えて、あっという間に西工製だけでも10台、その後もAPなどで増備が続いています。
 ちなみに、関東バス社番は01〜始まりで付番されているのがほとんどですが、これ以降は00〜始まりで付番され、トップが1300番になっています。

日デPKG-RA274MAN PKG-RA274MAN
 M尺ワンステは、西工最終の2010年式まで増備が続きました。最終グループでは、ノンステ同様にターンシグナルが高めの台座に載っています。

日デKL-UA452PAN KL-UA452PAN
KL-UA452PAN
 こちらは、P尺のワンステで、塗装色も貸切カラー。そう、これは深夜急行バス専用車です。仕様選択は、貸切に近い考え方も見られ、側面窓がT字になっています。つまり、バリアフリー法のお陰で、やむなく前中扉になってしまっている、というのが正解かと思います。
 5000代の社番を付けており、この形態は2台存在。昼間は武蔵野大学への急行に従事し、その収容力を活かしています。

日デKL-UA452PAN KL-UA452PAN
 深夜急行専用車が1台増備されました。電装クーラのコンデンサが新型になっているほか、側面LED表示器の下が引き違いから固定窓に変更されています。なお、これらの車両は[B]武蔵野(営)に配置されています。

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