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長崎県交通局
一般路線車

 長距離路線を多く擁してきた県営バスは、一般路線車でも座席数重視の仕様が多く、非常に特徴的なラインナップを誇っています。

日野K-RC301P K-RC301P
 小浜(営)に集中して在籍していた有名な車両。メトロ窓のトップドアという清楚な仕様に長距離路線用塗装で、雲仙を毎日上り下りしていました。方向幕でも分かるとおり、当初から長距離路線用として購入された車両です。県営バスには、現在に至るまでこのような仕様の長距離路線車が存在しています。

日野P-RT225AA P-RT225AA
 諫早(営)の名物車。58MCでの日野RTは例が少なく、日野車体製と一緒に諫早市内に爆音を響かせて走っていました。窓配置でも分かるとおり、サブエンジン式クーラになっています。前後扉で後部扉が折戸というのは、県営バスのワンマンカー標準仕様。

日野U-HT2MMAA U-HT2MMAA
 長崎市内各線で稼働する前後扉車です。日野車体製では高出力路線車も存在しますが、これは標準出力。ご覧のとおり、標準床です。

三菱ふそうKC-MP617M KC-MP617M
 ここから中扉の4枚折戸になりました。エアサス化も見逃せません。三菱重工のお膝元でありながら、電装のクーラを積んでいるのも面白い所。窓周囲をブラックアウトしておきながら銀サッシというセンスは県営独特です。

日野KC-HU2MMCA KC-HU2MMCA
 上欄と同じ1996年式の一般路線車で、たった2台だけ日野が西工で存在しています(日野車体は大量に存在しますので念のため)。角形前照灯はKC-車標準です。クーラは電装を搭載。

日デKC-UA460LAN KC-UA460LAN
 長年にわたり、三菱と日野中心でやってきた県営バスも、購買コスト低減ということで他社にも門戸を開くようになりました。で、その第一弾になったのがこの日デ。バリアフリー法対応のワンステで、中扉は4枚折戸ながら狭幅を選択しています。ちなみにホイールの黒は、以前は赤塗装車の標準塗色でしたが現在は銀色化されています。

日デKK-RM252GAN KK-RM252GAN
 着々と勢力拡大を果たしつつある日デの中型路線車です。長崎県下はノンステ導入が遅れており、この車両もエアサスワンステです。中扉が4枚折戸なのは九州らしい仕様。電装クーラを搭載しています。

日デPDG-RM820GAN PDG-RM820GAN
PDG-RM820GAN
 中型ワンステがPDG-車でも購入されています。結果としてPB-RMは全く購入せず、PDG-RMの市販第一陣となりました。仕様はほぼKK-車と類似しており、扉がアルミ無塗装になった点と、サッシレス逆T字窓など新ボデーの改良点が目立つ程度です。長崎市内のほか、諫早と大村に配置されています。

日デKC-RM211GSN KC-RM211GSN
 大村(営)のRMワンステです。北港観光バスの中古と思われますが、前面ガラス上部に着色が入っているのは前ユーザ時代に見られなかったもので、少々謎が残ります。

日デKL-JP252NAN KL-JP252NAN
 こちらは元東京都交のH代JPノンステです。中引戸の戸袋窓が接着式なのは元々の特徴ですが、側面の行先表示器を中扉へ移設する際に、既存のサッシ窓から接着式に変えている部分があり、ごちゃまぜのような感じになっています。

日デKL-JP252NAN KL-JP252NAN
 同じく元東京都交のJPノンステですが、こちらはK代になっています。クーラが電装になったことと、リヤバンパーが太いタイプになったことが主な変更点です。

三菱P-MS713N P-MS713N
 島原(出)に存在していた、E型のMSです。分類上は長距離路線車で、当然ながらトップドア。MS7前期型のルーバが見て取れます。ちなみに、いわゆる観光マスクで赤塗装なのは、このグループだけとの由。

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