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長崎県交通局
高速路線車・貸切車

 公営交通でありながら、高速路線や空連を大々的に展開しているのが県営バスの大きな特徴です。貸切は競争が激化した現在でも一定の規模を保って展開しています。

三菱P-MS725S P-MS725S
 西工製の貸切車は、そのほとんどがふそうで固められてきました。ご覧の車両は、三菱重工のサブエンジンクーラ(MS7前期型用)を搭載しており、多くのユーザが電装を選択する中で、西工としては珍しい選択と言えます。

日野P-RU638BB P-RU638BB
 そして、こちらが日野。前扉は折戸で、1〜4番窓がT字窓など、仕様は同時期のふそうと類似していることが分かります。日野の貸切車は1988年式にわずかに存在する程度で、非常に稀少です。サブクーラは日野ということで電装を選択。

三菱P-MS725S P-MS725S
 熊本線高速の「りんどう」初代専用車。SD-Iのボデーを架装しており、前照灯は角4灯式。方向幕の斜体文字は、この時期の県営バス高速車の特徴の一つです。側面窓はすべて固定式で、前扉が2枚スイング式というのが西工らしい所です。

三菱U-MS726S U-MS726S
 初代りんどうの増備車です。U-車になり、西工のモデルチェンジで角2灯式前照灯のバンパーに改められています。側面窓はT字窓になっていますが、恐らく常時は固定されているものと思われます。

三菱P-MS725S P-MS725S
 雲仙〜福岡の「雲仙」専用車。当然ながら雲仙(出)に所属していました。但し、こちらはご覧の通り県営バスカラー(といっても、ご承知の通り三菱のサンプル色)。なお、ほぼ同じ外観で長崎(営)に長崎〜北九州線「出島」専用車が在籍していました。

三菱U-MS726S U-MS726S
 ハウステンボス線専用車として購入されたC-Iです。前2枚窓でケチられていますが、側面窓はブルーベンド。この時期のC型高速(特急)車は例が少なく、ちょっと妙な感じもします。

三菱U-MS726S U-MS726S
 モデルチェンジして92MC系になりました。これは大分線「サンライト」専用車です。前面の塗り分けがイマイチのため、何となく間延びした印象を受けます。車両全体にド派手なフィルムを貼り付けた車両も存在。この後、各方面の昼行路線の車両更新に際し、C-Iで増備が続いており、KC-車も在籍しています。

三菱U-MS826P U-MS826P
 夜行高速の大阪線「ロマン長崎」二代目専用車。夜行専用車だというのに、SD-IにMS826という手の抜かれ加減が信じられません。但し、車内は杉本工業のシートが並んでおり、乗客の立場では文句無しの優秀な車両です。現在はエアロクイーンに更新されています。冷静に考えてみると、公営バスが夜行高速をやっているんですから、すごい話です。

日デKL-RA552RBN KL-RA552RBN
 日デの導入は一般路線だけでなく、貸切にも及びました。ご覧の通り、西工02MCにて購入。ボデーのモデルチェンジを機に前面の塗装も見直され、随分収まりが良くなりました。5K51、7K52の局番を得て運行中。

三菱P-MS725S P-MS725S
 これは九州急行バスの中古で、同社の中古は新グリルのS型(U-MS726S)でも在籍しています。九州号の続行は県営バスが出していることもあり、両者の関係は比較的濃密と言えます。このグループには、マーキングを全面に貼り付けた「ながさきのおさかな号」もあります。

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