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関東自動車
関東バス・東野交通

 東野交通が東武系列を脱して、みちのりグループ入りしたことが契機で、同じ宇都宮を拠点とする関東自動車と合併しました。両社とも西工を新車購入しているほか、旧関東自動車エリアでは興味深い中古車も存在しています。

日デKK-RN252CSN
 「リーバス」
KK-RN252CSN
KK-RN252CSN
 栃木県鹿沼市のコミュニティバス「リーバス」専用車として購入された車両です。比較的初期に運行開始された路線ゆえに、専用塗色をまとっています。リヤ窓は1枚ものを選択。LED行先表示器に交換されることもなく、方向幕を守り続けています。
 リーバスは何度かの路線改変を経ていますが、同じ関東自動車担当の路線でも、あまり遠出する系統には入らない様子。

日デKK-RN252CSN
 「リーバス」
KK-RN252CSN
 上欄の車両と同時に購入されたのがこちら。色違いで、仕様は同一です。リーバスでは、基本的にダイヤ固定で走っているようですが、時々充当車両の入替があります。

日デKK-RN252CSN
 「リーバス」
KK-RN252CSN
 リーバス専用車の増車として1台購入されたのがこちら。まちなか線専用車として運行しています。仕様は上欄と類似していますが、側面方向幕が追加されています。購入時期の関係でクーラが新型になっているのも識別ポイント。

日デPDG-RM820GAN
 ノンステ
PDG-RM820GAN
PDG-RM820GAN
 経営の支援を受けるようになってからは、宇都宮市の補助金制度整備もあって積極的にノンステの新車購入を続けており、西工製の車両も入りました。従来からMKノンステを購入してきただけにARか?と思いがちで、久しぶりの日デは意外なポイント。
 実は東野交通のARとわずか4番違いのほぼ同時期登場で、クーラこそ同じ電装ながら、丸形換気扇の存在、スロープ板は可搬型など、種々の違いが見られます。

日デPDG-RM820GAN
 ノンステ
PDG-RM820GAN
 続く2010年式でも数台購入しています。仕様はほとんど上欄と類似していますが、ネプチューンの車外スピーカが角型になっていたり、路肩灯がLEDになったり等の違いが見られます。
 宇都宮地区は前乗り前降りのため中扉は普段全く使用しませんが、カードリーダは中扉部にも付いています。

ふそうPDG-AR820GAN
 旧・東野交通
PDG-AR820GAN
 そして、こちらは東野交通の宇都宮(営)に投入されたARノンステです。数回にわたり購入しており、ふそうを好んだ東野交通らしい選択と言えます。塗色は東武グループ貸切統一塗色をアレンジしており、グラデーションを単色ベタにするなど路線用に簡素化。リヤ窓は3枚タイプです。

いすゞU-LV224K
 元大阪市
U-LV224K
U-LV224K
 いすゞのU-LVで、側面窓がアウターガラス(ヒドンピラー)で、しかもゼクセルの室内置きクーラとなればもうお分かりでしょう、元大阪市のいすゞです。クーラのコンデンサが左側にあるのも大阪市仕様の特徴。駒生[こまにゅう](営)に2台が存在するほか、栃木(営)などにも同型車が在籍しています。同社伝統の側面社紋もバッチリで、ちょっと嬉しくなります。
 画像上が宇都宮ナンバーの駒生(営)、下がとちぎナンバーの栃木(営)です。

日デU-JP211NTN
 元京王
U-JP211NTN
U-JP211NTN
 あまりにも有名かつ特徴的なスタイルで、元京王車と分かります。この車両は前乗り仕様で、都区内の路線で使用されていた車両と思われます。ついに中古でもバリアフリー塗色(スロープ板付き)が登場しました。車内はモケットやオフセットシートなど、京王時代の雰囲気が色濃く残っています。

日デU-JP211NTN
 元京王
U-JP211NTN
 こちらも同じく元京王のU-JPですが、仕様でお分かりのとおり、後乗りの多区間車の例です。京王は右給油が多かった関係で、クーラのコンデンサが左側にあるのも特徴的。

日デKC-JP250NTN
 元横浜市交
KC-JP250NTN
KC-JP250NTN
 上欄と一見よく似ていますが、こちらは元横浜市交のKC-車。前扉に可動ステップが付いていましたが、撤去されています。元ユーザの仕様で折戸はアルミ無塗装のまま、クーラのコンデンサは右側、フォグランプがある、リヤフラッシャーの仕様が微妙に異なる等で結構色々な識別ポイントがあります。

日デKC-RN210CSN
 元南海
KC-RN210CSN
KC-RN210CSN
KC-RN210CSN
 栃木市のコミュニティ路線「ふれあいバス」受託に際して、南海からやってきた中古です。前面左右裾の切り上げや、リヤのプレート位置、特注のタイヤサイズ、そして市光4341など、南海時代の仕様が随所にあふれています。
 当初は緑と青のツートンに塗り分けられていましたが、本格運行に際して、各社共通のデザインにラッピングされ、前面には系統番号の札差しが取り付けられました。元々の塗色が下にそのまま残っているのが分かります。

ふそうPDG-AR820HAN PDG-AR820HAN
 実に個性的な車両が揃う同社の特定車にも、西工が存在しています。こちらはスクールバスとして使用されているトップドア標準床の車両。F-Iボデーにメトロ窓、サーモキングのクーラを前天搭載という自家用としては標準的なスタイル。宇都宮市内の学校なのに、どういうわけか石橋に配置されています。

ふそうKC-MS829P
 元大阪空港交通
KC-MS829P
KC-MS829P
 さて、こちらは元OKKのC-Iです。98改良のバンパーで、騒音規制適用前のタイミング。側面幕はきれいに埋められていますが、OKK独特のスライド扉やブルーベンドガラス、そして市光4341が今も個性を発散しています。
 佐野(営)所属で、塗色からも分かるとおり佐野日大スクールに専用されています。マーカランプはちゃんと貸切色に交換していますが、パーツの取付向きが前後逆になってしまってます。あ〜あ。

日デP-RA53TE
 元自家用
P-RA53TE
 同じく佐野日大のスクール用で、元々学校所有の自家用登録だった車両を関東自動車が引き継いで営業ナンバーで運行していました。折戸にメトロ窓など、一時期の観光バスらしい仕様ですが、新製時は自治体の自家用登録だった由。画像は学校所有時代のもの。

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