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江ノ島電鉄
大型路線車

 江ノ電は団地輸送用にロング車を投入してきましたが、一方で狭隘路線や閑散路線には中型よりも大型ショートが重用されています。

日デKL-UA452KAN
 大型ワンステ
KL-UA452KAN
 短尺の大型標準車、ワンステです。前面は一見B-Iみたいに見える塗装ながら、B-IIです。ほとんどRPと窓割りが変わらないので気付きにくいのですが、電装クーラのコンデンサ形状が大型用なので識別可能。2004年式で、横浜(営)のみに存在します。

日デPKG-RA274MAN
 大型ノンステ
PKG-RA274MAN
PKG-RA274MAN
 意外にも江ノ電向けの大型ノンステはこの車両が初めてです。しかも型式でお分かりの通りM尺車となっていて、江ノ電らしい収容力重視型の車両です。クーラは電装を選択。
 結果として、江ノ電におけるシビリアンテールのRA274は横浜(営)の312号この1台だけとなりました。

日デPKG-RA274MAN
 大型ノンステ
PKG-RA274MAN
PKG-RA274MAN
 増備されたRAノンステは、ご覧の通り汎用品のリヤフラッシャーに改められました。番号灯も同時に汎用品に置き換わっています。他ユーザにおいては、製造時期がほぼ同じでもシビリアンテールを装着している車両もあり、注意が必要です。この仕様で鎌倉以外の各営業所に配置され、標準車として活躍しています。西工の設計変更で、シビリアンテール化と同時に扉のカドにゴムが取り付けられています。

日デPKG-RA274MAN
 大型ノンステ
PKG-RA274MAN
 2009年式の途中から、側面窓が濃色ガラスに変更されました。小田急グループ仕様の変更によるものではないかと思われます。外観面でぐっと引き締まって見えます。

日デPKG-RA274KAN
 大型ノンステ
PKG-RA274KAN
 旧藤沢(営)の操車グループには路線環境からK尺のRAノンステが投入されました。AAと合わせると江ノ電には3サイズが揃っていることになります。登場時期の関係からリヤは汎用テール。

日デPKG-RA274KAN
 大型ノンステ
PKG-RA274KAN
 そして、ご覧の通りK尺ノンステでも1台だけ側面窓が濃色ガラスに変更された車両が存在しています。

三菱ふそうPKG-AA274MAN
 大型ノンステ
PKG-AA274MAN
 従来からMPノンステが多数投入されてきた鎌倉(営)には、AAノンステのM尺が配置されました。仕様面では、上欄のRAノンステと全く同等で、リヤは全車とも汎用品のフラッシャーです。

三菱ふそうPKG-AA274MAN
 大型ノンステ
PKG-AA274MAN
PKG-AA274MAN
 湘南(営)に1台だけ存在するAAは、購入時期の関係で側面窓がRA同様に濃色ガラスに変更されています。社番600番台の、旧手広(営)操車グループに入っています。

三菱ふそうPKG-AA274PAN
 大型ノンステ
PKG-AA274PAN
 もともと鎌倉(営)はロング車の宝庫で、実際それだけの需要を誇る路線を抱えています。ワンステでもP尺を購入している中で、M尺のノンステというのはどう見ても収容力不足のきらいがあり、多客路線用にP尺ノンステが合計4台購入されました。AAになってロング車が設定されたのをうまく活用しています。

日デKL-RP252GAN
 大型ショート
KL-RP252GAN
KL-RP252GAN
 鎌倉以外の各営業所に入った大型ショートRPワンステです。西工製のKL-RP路線車は事実上江ノ電と北海道中央バスの専用車みたいな感じになっちゃいました。製造番号区分は観光系で使用していた73を継続。B-IIにブロンズ仕上げのサッシ式逆T字窓、電装クーラで、西工らしい感じに仕上がりました。結構大量に購入してくれたお陰で、意外にあっさりとお目にかかれます。
 ネプチューンの丸形車外スピーカを付けたこのスタイルが最初のグループです。

日デKL-RP252GAN
 大型ショート
KL-RP252GAN
 2003年式の途中から、ミラーアームが西工標準に近いスタイルに変更されました。但し仕様変更のタイミングのズレで、放送機器がネプチューンのままのこの形態は3台のみ。

日デKL-RP252GAN
 大型ショート
KL-RP252GAN
 上欄に比べると、放送機器がクラリオンに変更されています。ちなみに江ノ電は営業所や路線によって乗降方式が異なり、固定表記やサボ式で可変のものもあります。

日デPK-RP360GAN
 大型ショート
PK-RP360GAN
PK-RP360GAN
 鎌倉(営)に1台だけ配置された新短期規制適合車のRPワンステです。ご覧の通り江ノ電100周年塗色をまとっています。日デのPK-RPのタイプテスト車を購入したもので、B-Iにクーラはサーモキング等々、江ノ電らしからぬ仕様が見られます。
 本郷台駅〜北本郷台を行ったり来たりしていましたが、最近は中型運用の共通予備的な存在になっています。

日デPK-RP360GAN
 大型ショート
PK-RP360GAN
PK-RP360GAN
 こちらは江ノ電カラーのRPワンステです。こちらは電装クーラにB-IIで、通常の江ノ電仕様になっています。湘南(営)に2台在籍し、両方ともアズビル(山武)の特定に専従している模様で、運賃箱は積んでいません。側面最後部の固定窓が接着式になっているのが、PK-車の特徴の一つです。

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