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熊本電気鉄道
大型・U-車

 電鉄らしい仕様が光る58MC群です。熊本地区ではこの時期から急速にエアサス採用が進んでおり、市営に続く変更です。
 なお、西工製の日デU-車はJPのみ存在します。

日野U-HU2MMAA U-HU2MMAA
 P-車に引き続いて角形前照灯がポイントです。中扉は4枚折戸ですが、熊本地区は他にくらべて位置が前寄りになっているものが多く、電鉄も例外ではありません。側面窓は、この時期でも標準サイズのままです。

日野U-HU2MMAA U-HU2MMAA
 側面方向幕が大型化された車両です。この側幕拡大は在来車への遡及改良はなされていません。

いすゞU-LV224M U-LV224M
 エアサスのU-LVです。LVは全高が高めに設定されていることもあり、標準サイズの側面窓ではかなり腰高に見えてしまいます。これぐらいになると、シート部分を若干段上げしないと車窓が見えない状態になります。

いすゞU-LV224M U-LV224M
 こちらはU-車末期のLVです。行き先と経由地を分けた、電鉄独自の方向幕が目立ちます。そして、ご注目いただきたいのがバンパー。そう、中央のへこんだ部分だけ黒塗装とした、いわゆる阪急タイプの塗り分けになっています。これは、九州ではもちろん唯一。

三菱U-MP618M U-MP618M
 エアサスの一般低床車です。側面幕は経由地を明示するため、大型化されています。電鉄バスの路線は、似たような行き先でも経由地が色々違う場合があるので、確かにこれは必須アイテムかも。

三菱U-MP618M U-MP618M
 バンパー中央部を黒塗装した車両で、1994年から変更されています。クーラは変わらず電装で、電鉄なりのこだわり要素の部分かと思われます。

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