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熊本電気鉄道
大型・P-車

 4車種を並行して、しかも西工を主体に購入しているがゆえに、電鉄バスは所有台数の割に膨大なバリエーションを誇る結果となっています。

日野P-HT225AA P-HT225AA
 初期のP-車です。低いリヤランプがいかにも日野しています。側面窓はすべて標準サイズの二段窓で、一般低床。この仕様が58MCを通して採用され続けることになります。クーラはご覧の通り電装。

日野P-HT235BA P-HT235BA
 1985年騒音規制適合車のHTです。リヤウィンドウにもカーテンを設けていて、方向幕下にレールが見えます。幕の左右にもちゃんとカーテンがある芸の細かさ。熊本ではよく見かける仕様です。

日野P-HT235BA P-HT235BA
 リヤランプがゴールドキングの角形に変更されたのが目を引きますが、その他は基本的に上欄の車両と同じ仕様になっています。塗色はこちらが過渡期のもの。

日野P-HT235BA P-HT235BA
 新塗色化された姿です。角形前照灯は、この時期の電鉄バスが標準としていた仕様です。クーラは電装直結式。板バネ一般低床車。

日野P-HU235BA P-HU235BA
 日野P-車では唯一この車両がエアサス。メッキバンパーは産交とも共通する仕様ですが、折戸裾のステンレス板貼りは電鉄独自の部分と言えます。

いすゞP-LV314M P-LV314M
 いすゞLVなので角形前照灯は標準仕様。二段窓でイメージ的には損をしていますが、都市低床の中4折扉で、仕様的には非常に進んだ選択を見せています。

いすゞP-LV314M P-LV314M
 新塗色化された姿です。クーラは電装で一貫しています。この時期は座席数重視の仕様で、中扉から前も1+2列の座席配置になっています。

いすゞP-LV214M P-LV214M
 1990年式からはエアサスに仕様変更されて本型式となっています。ただしP-車の最末期でもあり、当然翌年からはU-車にまたもや変更・・・。側幕が中扉の前側に変更されていますが、サイズはそのまま。

三菱P-MP118M P-MP118M
 これは58MCでは数少ないサブクーラの車両です。しかも、「DENTETSU」表記がリヤフェンダーに光るという珠玉の一品です。そう、電鉄の新塗色の社名表記は、最初はKUMADENではなくてDENTETSUだったのです。電鉄バスと呼ばれているから、ある意味自然な表記なのですが・・・。

三菱P-MP218M P-MP218M
 MP2シリーズがこちら。角形前照灯はユーザ仕様です。一般低床で、側面幕は中扉後部にあるのが58MC初期のスタイルです。ちなみに、電鉄バスで西工製以外のふそう車は見たことがないんですが・・・。

三菱P-MP218M P-MP218M
 MP板バネの新塗色化された状態です。基本的な仕様はシャーシにかかわらず統一されている様子がよくお分かりいただけると思います。クーラもこの時期は電装に見事に統一。ちなみに、P-車エアサスは購入タイミングの関係でふそうと日デには存在しません。

日デP-U32L P-U32L
 U32の前期型です。リヤのでっかいUDマークがいい味を出しています。一般低床で中4枚折戸になっています。側面窓はやはり標準サイズ。クーラは電装です。

日デP-U32L P-U32L
 こちらはU32Lの後期型。ボーッと見ていたら有難味がよく分かりませんが、実は電鉄でU32後期はほとんどが富士製のため、西工製はかなりの貴重品なのです。角形前照灯や細長いフォグはシャーシ標準仕様。

日デP-U33L P-U33L
 西工では比較的少数派のU33系です。電鉄バスでは、意外と簡単にお目に掛かることができます。一般低床。U33系の割にフォグランプが正方形でないのは、従来からのユーザ仕様と関係があるのかも知れません。

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