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大型KC-車
熊本電気鉄道
大型・KC-車
この時期からバリアフリー化が一気に進みます。電鉄のオリジナルキャラである「アイミーくん」が愛らしい新塗色も採用され、注目の一群と言えます。
日野KC-HU2MMCA
フェンダーを見てお分かりの通り、96MCの初期車です。当時は比較的珍しかったワンステを標準採用し、各車種を西工で揃えるという離れ業をやってのけてくれたのが電鉄。最拡大型サイズの逆T字窓も電鉄にとっては画期的な装備品です。クーラは電装の屋上集中式。
日野KC-HU2MMCA
上欄の翌年(1999年式)に購入されたHUワンステです。西工の設計改良によりラバーフェンダになった他、扉がアルミ地肌のままの茶色に変更されました。
いすゞKC-LV280N
V8エンジンになったKC-車です。58MCかつ一般低床のKC-車はこのいすゞだけの存在。クーラはゼクセルの室内ユニットタイプの集中式に変更されました。電装一本槍だった電鉄の西工車にあっては大きな変更点と言えます。
いすゞKC-LV280N
他シャーシと同様にワンステになってイメージを一新した車両です。ゼクセルの室内置きクーラを採用しており、遠目にもいすゞだけ区別可能、だったはずなのですが・・・。
いすゞKC-LV280N
続いて購入されたグループでは、クーラが電装の屋上集中式に戻りました。扉がアルミ地肌を活かしたブラウン仕上げになっているほか、ラバーフェンダに変更されています。
いすゞKC-LV280N
アイミーくん塗色のLVワンステです。この塗装は、アイミーくん(熊電だから「熊」!!)とそのファミリーが登場し、楽しそうな雰囲気に満ちています。ベースの黄色は、電鉄のタクシーが「しあわせを運ぶ黄色いタクシー」で売ってきたのに合わせたものと考えられます。アイミーくんのセリフで「To熊(ユー)カードが使えるよ!」と言っているのは傑作。
いすゞKC-LV280N
これは何?B-IIや中引戸など、電鉄らしからぬ仕様。実は高槻市の中古で、エアサスワンステ、スロープ付きの7600代を購入したものです。クーラは電装ビルトイン。数台存在しており、比較的簡単にお目にかかれます。
いすゞKC-LV280N
これも上欄と同じく、元高槻市の車両です。前面の社紋がなぜか無いバージョン。塗色の塗り分けラインも車両ごとに微妙に個性があり、この辺のアバウトさは、思わずニヤッとしてしまいます。
三菱KC-MP717M
こちらはふそうのワンステ。仕様は他シャーシと類似しています。コーナーリングランプが付いているのも特徴。クーラは電装で、ワンステ用の偏平タイプコンデンサになっています。
三菱KC-MP747M
電鉄バス初のノンステです。西鉄のMPノンステと似た仕様で、コーナーリングランプや側面窓がヒドンピラーになっている点が注目。ノンステながら当初からアイミーくん塗色ではありません。
三菱KC-MP747M
MPノンステの増備車です。前扉が折戸で中扉は引戸、スロープ板は手動と、当初からノンステのその後の動きを見据えたかのような仕様選択はお見事。電装パッケージクーラを前部に搭載しています。
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