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阪東自動車
阪東バス

 阪東バスは我孫子、柏などに路線を広げる事業者です。その昔は富士製の日野でこってり揃っていたのですが、東武系としては極めて珍しく日デを採用し、AAも含めてまとまった台数が採用されました。

日デADG-RA273KAN ADG-RA273KAN
 新長期規制対応ということで日デが購入されました。短尺ノンステで中扉に手動スロープ付き。クーラは電装を選択しています。なお、同社の特徴的な仕様としてトルコンATを選択しています。この仕様では、2006年式の社番284が1台存在。

日デADG-RA273KAN ADG-RA273KAN
ADG-RA273KAN
 社番293として2007年式で1台購入しました。MT車ではPKG-付になるところですが、トルコンATのため排ガス記号は引き続きADG-になっています。また、西工の設計変更で、扉のカドにゴムが付けられています。他にも細かい変更点が見受けられますが、何と言っても柏ナンバー開始にあわせて希望番号で社番と登録番号を一致させるようにしたのが分かりやすい識別点。

日デPDG-RA273KAN PDG-RA273KAN
PDG-RA273KAN
 トルコンAT搭載車など、重量車燃費規制に適合しない車両については従来ADG-付で販売していましたが、PDG-の型式認定を取得したことに伴い、2008年式から本型式になりました。シャシ番号はPKG-付と区別して10000番台を使用しています。型式変更と同時に、西工の設計変更でゴールドキングの汎用テールになっています。東武系での日デ購入は、非常に珍しい事例と言えます。社番は296。

ふそうPDG-AA273KAN PDG-AA273KAN
 2008年式で1台だけふそうブランドのAAが購入されています。ただし仕様はRAと同一で外見からはほとんど識別不可能です。AAでもトルコンATが採用されているため本型式になっています。社番は297。

日デPDG-RA273KAN PDG-RA273KAN
 そしてさらに2008年式のRAノンステである社番298は側面が濃色ガラスになっていて、阪東では唯一の存在です。恐らくテスト採用されたものと思われますが、この次の2009年式では通常のガラスに戻っています。

日デPDG-RA273KAN PDG-RA273KAN
PDG-RA273KAN
 2009年式の社番301を経て、2010年式で社番302〜303にて阪東の西工車は終了となりました。2009年式以降は左ミラー仕様の変更と、LEDタイプ路肩灯になっています。2010年式は、灯火規制への適合として、ターンシグナルが黒い台座に載っています。
 なお、左ミラーの仕様変更は、後に全車へ遡及改造されました。

日デPDG-RM820HAN PDG-RM820HAN
PDG-RM820HAN
 我孫子市にある電力中央研究所の送迎車として、貸切扱いで1台だけRMが購入されました。短距離の機織り運転ということもあり、前中扉で乗降時間短縮を図っています。
 一般路線車での日デ購入の流れでF-I型(観光前構)のRMを採用。自家用標準床で、側面はメトロ窓。一般路線車では定着しなかった濃色ガラスになっています。クーラは電装を選択。
 平日は日中も含めてひたすら行ったり来たりを続けるダイヤで、土休日は柴崎の車庫で寝ています。

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