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アルピコ交通
アルピコ交通
Highland Shuttle
松本電鉄を中心にグループを形成していた、松本電鉄・川中島バス・諏訪バスが合併してアルピコ交通になりました。もともと3社とも同じ塗色で統一したイメージであったため、違和感なくまとまっています。ここでは旧3社に点在している西工車をご紹介します。
いすゞU-LV318N
(旧)松本電鉄
松電の上高地線(新島々・沢渡〜上高地)専用車としてまとめて1993年に購入された車両。同線の車両としては初の冷房車で、長時間乗車に備えて車内はハイバックシートが並んでいます。
板バネ高出力標準床というのが松電の山岳路線仕様車らしい所ですが、短尺ばかりだった所へN尺というのは当時十分インパクトある存在でした。新車購入後すぐに上高地はHIMRが幅を利かせるようになり、このグループは白馬(営)にまとめて移動しました。
クーラは電装直結式、側面窓は拡大型のヒドンピラー式T字窓(但しウインドシルは省略)、前後とも折戸ながら後部扉は締めきり扱い。前バンパー内の切り欠きはお掃除ステップです。前任車の富士7Eに合わせたものと察します。チェーン格納トランク、WB間の巻き込み防止バー、リヤ窓部の荷物置き場など個性的な仕様満載で、仕様書の指示事項満載だった由。
特殊仕様への対応力を見込んで西工に発注が出たのではないかと推測されますが、結局のところ、松電の西工車はこれっきりになりました。旧松電の社番は10000番台。
いすゞU-LV318K
(旧)川中島バス
見てお分かりの通り、阪急の中古です。特徴的なリヤバンパーは、可変広告「ピアサイン」装着車だった証明。少々見にくいですがゼクセルの外気導入式クーラで低ステップの標準床というあたりから、芦屋浜(営)の1992年式と推定できます。
(旧)川中島バスの長野(営)にはこの他にP-LV318Kも1台移籍しており、こちらは前照灯のみ丸形ゆえに山口(営)の車両です。
ちなみに旧川中島バスの社番は40000番台で、下4桁は登録番号をそのままあてています。
三菱ふそうP-MP218M
(旧)諏訪バス
お京阪の中古が大半を占める(旧)諏訪バスの茅野(営)にあって、2台だけ阪急の中古が存在して異彩を放っています。1990年式で、前乗り前降りのために特徴ある側幕は使用していません。
旧諏訪バスの社番は30000番台を使用。
日デKK-RM252GAN
こちらは京王の中古で、2001年式です。中扉下側の着色明かり窓や、フォグランプレス仕様など、京王仕様全開です。シートモケットは京王時代のままですが、横引き式カーテンを取り付けています。中扉のブザーは、大阪市交と同じものを装着。長野地区で稼働中。
日デKL-JP252NSN
同じく京王の中古ですが、何と帝京特定のKL-車板バネワンステというゲテモノを入手しています。クーラはゼクセルのルーフインで、右給油としている関係から、コンデンサは左側の床下に付いています。JPワンステで左側コンデンサは、京王独特の仕様といっていい存在です。
アルピコ交通になってからの新社番は、頭2桁が年式になっていて、この車両の場合は2001年式なので01427となります。長野地区で稼働中。
日デKL-JP252NAN
もと西東京バスのJPノンステで、2000年式です。複数存在しており、いずれも長野地区で稼働しています。
日デKL-JP252NAN
こちらは全国に広がる京王のJPノンステで、これも2000年式。上欄に比べて、中扉の明かり窓やフォグランプレスなどで容易に識別できます。JRの構内バッジを側面後部に取り付けているのは、特徴のひとつ。
日デKL-JP252NAN
同じく京王のJPノンステで、2004年式もやって来ました。上欄の車両とはクーラ形状などのディティールが異なっていますが、側窓周囲だけでなくライトベゼルまで真っ白にされてしまい、ちょっと変な感じになりました。このスタイルは2台存在。
日デKL-JP252NAN
そして、上欄とほぼ同時期に登場したこの1台だけは、ライトベゼルが黒塗装になっています。やっぱりこうでないとね・・・。
いすゞKC-LV380N
久しぶりに阪急からの中古が入りました。もと山口(→猪)の636で、ラバーフェンダの標準床N尺です。白馬(営)に配置されており、小谷村営バスなどに入っている様子。いすゞ高出力板バネ前後扉の標準床ということで、往年の松電仕様に近く、路線環境に合わせた一台と言えます。1999年式。
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