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西工トピックス
UDトラックスの送迎車

上尾工場
 日産ディーゼルからUDトラックスに社名が変わっても、主力の拠点が上尾工場であることに変わりはありません。従業員の送迎バスが上尾駅から運行されており、当然ながら自社製、つまり西工製の車両がゾロゾロと走り回っています。自家用登録ゆえに、あまり登場する機会のない車両群ですが、実に興味深い車両が揃っています。ここでは、ユーザ情報風に一部をご紹介しましょう。

日デKL-UA452MAN KL-UA452MAN
 銀色のメトロ窓にエアサス標準床がいかにも自家用っぽい雰囲気の一台。乗車時間はさほど長くないものの、着席重視の仕様になっています。乗降時間短縮のため、基本的に全車とも前中扉です。複数台数が存在。
 全車とも日産ディーゼル工業時代に製造された車両ですが、さすがに前面のバッジやロゴ類は最新のものに交換されており、このへんは完璧です。

日デADG-RA273MAN ADG-RA273MAN
 新長期規制の車両で、上欄と同じく拡大型メトロ窓ながら窓サッシがブラウン仕上げになっています。クーラはサーモキングを搭載。エアサス標準床はそのまま継承。

日デADG-RA273TAN ADG-RA273TAN
ADG-RA273TAN
 UDトラックスの車両で、恐らく一番「怪しげ」な仕様の車両です。B-Iが主力の中でE-IIというだけでも目立ちますが、ご覧のように思いっきりロングなシャーシに前中扉、しかも中扉が引戸でなく折戸というのもポイントです。側窓はサッシ式T字窓で、これまた他車とは異なる独自ポイント。2004年式というあたりも含めて考えると、タイプテスト車と考えるのが自然かと思われます。

日デADG-RA273KAN ADG-RA273KAN
 在来車とは打って変わって、いきなりノンステの登場です。カタログにも登場したキャラバン車そのものと思われますが、05NSの緑ステッカが貼ってあるあたり、やはり怪しげな車両と言えます。リヤはシビリアンテールで、赤いUDマークもあります。

日デPKG-RA274MAN PKG-RA274MAN
 こちらもノンステで、PKG-車になっています。扉のカドにゴムが取り付けられているあたりから推測すると、2008年式以降ではないかと思われます。ごくありふれた路線仕様のようで、事実、国交省の05NSステッカまで貼ってあります。希望ナンバーで、日産グループ定番の「5523」を取得しています。

日デKL-RP252FBN KL-RP252FBN
KL-RP
 こちらは従業員送迎とは異なる用途と考えられますが、これも量産車とは異なるディティールが見られます。リヤフラッシャーのターンシグナルが3連の真ん中にあるというのもさることながら、リヤバンパー中央の出っ張りがありません。参考に、KL-RP量産車のバンパーを下画像に示します。

 なお、ご紹介した他にも、新型車発売当時のキャラバン車だったと思われるADG-RA273RBNのC-Iが存在していました。現在では、これらの送迎バスは運行規模を大幅に縮小しています。

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