トップ西工研究室トピックス日デUA272系登場

西工トピックス
日デUA272系登場

KL-UA272KAM 日デの標準ボデーが西工になると、これまで富士でしか製造していなかった車種も西工にて登場することになります。その一つがフルフラットノンステ。型式ではKL-UA272KAMが該当します。富士から西工への適合にあたりシャーシも若干ながら改良されており、一般車と同じエンジンを縦置き搭載しています。しかも、デッドスペースを減らした関係で、最後部側面窓が変な形状ながら新たに設けられています。
 最後部の側面窓を除けば、西工らしい美学で、違和感は極力排除されていて、普通のバスとして仕上がっています。でも、側面窓上部の幕板はどうにかならなかったものかと・・・。
 生産初号車は京都市交通局殿向けで、製造区分番号はUAエアサスの続番である61を使用。LV832が別区分を与えられたのとはエライ違いですねぇ。ちなみにシャシ番は30001〜で区別されています。
KL-UA272KAM
KL-UA272KAM

 京都市交向けの2003年式のみ、UA272系で唯一、西工のルーバ形状見直し前に生産された車両です。このため、エンジンルーバがご覧のようにUA452系などと同じ形状をしています。その次に生産された西武バス向けUA272は、ルーバ形状見直しがなされています。京都市交でも2004年式のUA272は、形状見直し後の3分割スタイルです。
 なお、シャーシ面では、UA272独特の特徴としてフルエアブレーキが挙げられます。中期ブレーキ規制によるものです。

西工研究室トップへ西工トピックストップへこのページのトップへ