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E型にHIDランプ

廉価版のはずが
KHK 96MC系の前照灯は当初から角形4灯式が標準で、それ以外の仕様は基本的に存在していませんでした。そもそも一般路線車など、コストを余りかけられない車種が中心であったため、それで何も問題は無かったと言えます。
 しかし時代は移り、標準床の観光用前構タイプがだんだん減ってきて、E-IIは貴重な存在になってきました。で、E-IIにもHIDランプを求めるユーザが現れ、廉価版であるはずのE-IIにHIDランプという組み合わせが登場するに至りました。
江ノ電向け
Enoden まずは江ノ電向けから。藤沢・大船〜羽田空港の空連専用車として登場しており、ここは横須賀線のガード制限高の関係で標準床しか入れないという曰く付きの路線。
 初号車ということもあり、何となくゴテゴテした感じで試作的な雰囲気の漂う仕上がりです。ライトケースがやや大きめという事もあって、窮屈な印象。部品そのものは02MCでも採用されている日デのもので、それゆえに車両中央寄り上部が欠けたデザインになっているわけです。
京急バス向け
KHK 続いて、同路線を共同運行する京急バスにも同型車が登場。こちらは2回目ということもあって、多少スマートな処理になっており、ライト周囲の処理などにかなり差が見られます。この場合、メインスイッチはナンバープレートの奥に位置しており、プレートをパカッと横に開けてスイッチ操作します。
 さてこれでE型でHIDも対応できる事になった訳ですが・・・まさかB型では無いだろうと・・・。
2010年式でさらに
KHK 2010年式では、規制強化前と西工終了も?の駆け込みで京急と江ノ電が引き続き購入しました。で、これらはご覧の通りさらにライト周囲が改良されています。ヘッドライトの位置を下げたことで、フォグランプやお掃除ステップともども一体でまとめ直されています。ちなみにその上のターン+スモールの灯器も台座に乗って少し変更。灯火関係規制の国際調和の一環ではないかと思われます。

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