「お客さん、終点ですよ。大丈夫ですか?」
駅員の声にボクは我に返った。
気がつくと電車は終点。ボクは床に座り込んでいた。
そうか…
あの後ボクは何度も痴漢の指に犯され、最後におま○ことお尻にローターを突っ込まれた後の記憶がない。

『…大丈夫です…』
ボクは電車を降りた。

痴漢のことは言わなかった。
だって、また会うかもしれなかったから…
今度会ったときはどうなるんだろう…
そう思いながらボクは折り返しの列車に乗り帰路についた。


おしまい