「出遅れた〜」
俺は自分の主催する携帯の実況板に書き込んだ。
(おせーな)
(もうこっちはギンギンだぜ)
早速のレスが入っていく
ここはとあるサーキット。激しいエンジン音に白熱したレース展開。
でも俺の目的は別にあった。

サーキットの一隅に群がる人だかり。俺もその中にもぐりこんだ。
そこには均整のとれた肢体を銀色のコスチュームに包み、男達の視線の前で
ポーズをとる女性達がいた。

このチームのレースクイーンはその衣装の過激さから特に人気がある。
俺はそんなレースクイーンの中にお気に入りの一人を見つけた。

彼女の名前は葛城キラ、意志の強そうな瞳、レオタードからはみ出しそうなむっちりとした巨乳、本人談スポーツ万能を彷彿とさせる太股、俺は非公認ファンサイトを主催するくらいのお気に入りのレースクイーンだった。

何故非公認かというと、サイトに投稿される画像や書込みは本人に見せるにははばかられる妄想に満ちたものだったから。俺も普通のギャラリーとは別にそんな書込みを満足させる股間や尻のアップを中心とした画像フォルダを作っている。

キラの身体には銀色の光沢を持つハイレグレオタードが張り付いている。
レオタードが小さいのか、胸が大きいのが影響してかレオタードの生地は、豊満な肉体にはりつき、柔肌に食い込んでいた。
ここからでは後ろ姿しか見えないが、それでも彼女の魅力は充分に伝わってくる。

キラは、カメコの声に答えながら悩殺ポーズの数々を群がるレンズの前に披露していた。
ポーズを変えるたびに、太ももがくねり尻肉が美脚の動きにあわせて、プリプリと盛り上がる。
レオタードの尻布は彼女の尻を隠すどころか、割れ目に食い込みフンドシのようになっている。
結構気になるのだろう、頻繁に指を布に突っ込み食い込みを直している。
そんな所作も周囲を取り囲んだカメコたちは容赦なく捉えていく。
(キラちん直しても直しても食い込んでる。)
(今引っ張りすぎて、インナー見えてなかったか?)
カメコの獣欲に満ちたレスが次々と書き込まれていく。
俺もビデオカメラを取り出して撮影を開始した。

前から後ろから、上から下から向けられるレンズ。撮影というより視姦といったほうがいいかもしれない。
足元の男のビデオカメラのモニターにははちきれそうな尻肉が大写しで写っている。
(あ〜太股嘗め回したい)
(フンドシレオタもっと引っ張り上げたい)
(キラちんのプリ尻にち○ぽ擦り付けたいぜ)
(あのヒールでち○ぽ踏んでくれね〜かなあ)
匿名板でお互い顔を知らないせいか本能丸出しのレスが入る。
こんな妄想にさらされていることを知ることもなく、キラはカメコの視姦のシャワーを浴びながら嫌な顔ひとつせず、笑顔でさらにポーズを決めていく。
ひょっとしてキラちゃんって露出狂なのかな。
そんなことをぼっと考えていると、後ろから押され俺は前のめりに倒れそうになる。
むにゅ
カメラのレンズが飛び出しキラの尻に当たる。
『やん』
驚いたように声を出すキラ。
振り返ると俺に笑顔でたしなめる様に視線を向ける。
『そんなに飛び出しちゃ、ダ・メ!危ないよ』
(今の勇者の画像みてえww)
(この板見てたら絶対上げろよ)
俺はこっそりと画像を再生する。
カメラには丁度尻の割れ目に吸い込まれるように突入していくシーンがばっちりと写っていた。
なんかキラちゃんをバックから犯している感じがして俺の股間が熱くなってくるのを感じた。

俺の奇行?に動じることもなくキラは尻をぷりぷりと振りカメコ達を虜にしていく。
(すげ〜デカ尻突き出して誘ってるよ)
(俺のマグナムを突っ込んでいいですか(´・ω・`)?)
(お前のじゃ中まで届かないだろww)
(お前ら前もすげえことになってるぞ。)

そのレスに俺は人ごみをかき分け、前に回った。


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