『ふう』
100mを泳ぎきり、ボクはプールからあがった。水の感触が心地よかった。
ボクは迷っていた・・・あの日、用具室での自慰を後輩に見られてから、彼は部活にも出てこなくなった。
まさか、あんなところから覗かれるなんて・・・でも元はといえばあんな所で自慰をしていた自分にも問題があった・・・その事をなんとか話したかった。
そう思って、さっき彼にメールしたが実際何を話すべきかまったく思いつかなかった・・・
「葛城先輩・・・・・」
髪をタオルで拭いているとき、飯田君が現れた。伏目がちでこちらを見ている。
『え〜っと・・・・どうしよっか・・・・それじゃこっちでちょっと話そうっか。』
もう夜遅いからか部活の人間はもういない。でも流石にこんな話をプールの真ん中で話す気はしない。
彼を促して、誰もいない男子更衣室に入る。
「すいません・・・」
一言だけ発しうなだれた姿
『んん・・あのね・・あれはボクも悪いから・・・・』
『だから・・・あの事は・・・誰にも話さないで欲しいの・・』
『何でもお願い聞いてあげるから・・ね?・・マックでもなんでも奢ってあげるから』
「僕・・あのときの先輩の声が忘れられなくて・・」
「毎日・・その・・オナってるけど・・あの・・」
『何?・・・気にしないで言っていいよ・・』
飯田君の言葉で彼の股間が気になった。そこはズボン越しでも判る位勃起している。
「先輩の妄想みたいに・・・先輩を見ながら・・・オナりたいです・・・」
自分の心臓がバクバクしているのを感じる。自慰を見られていたのは知っていたが、ボクが後輩をネタにしながら自慰をしていたことまで知られている・・・恥ずかしさでこっちが逃げ出したい気持ちだった。
『し・・・仕方ない・・よね』
平静を装い、ボクはベンチに腰掛ける。写真も撮られてるし、もっとえげつない要求をされるかとも思ったが、見られるだけなら・・・・
『今回だけだから・・・・これで・・・いい?』
ボクはベンチに横たわった。
「その・・・できれば脚を広げて・・・」
言われるままに股を開く。ハイカットの競泳水着の股間に視線が突き刺さっているのが恥ずかしい。
『目を閉じてるから・・いつでもいいよ。』
しばしの沈黙の後、チャックを開く音とともに、シュッシュと何かをこする音が聞こえ始めた。
ハアハアと喘ぎ声が聞こえたところで、薄目を開ける。
飯田君が顔を赤くして、おちんちんを擦っている。まだ剥けてはいないようだが立派に勃起している。
視線はボクの股間に釘付けで、こちらの視線には気づいていない。
自分の目前で後輩が自慰をしている・・その姿に嫌悪感を抱くどころか高揚している自分・・ボクってやっぱりHな女の子だなあ・・
我慢できなくなって、胸の上に手を添える振りをしてこっそりと乳首に触れる。悟られないように動かす指のもどかしさに、乳首が少し勃起し始めていた。
「先輩・・・僕・・・そろそろ・・・」
『いいよ・・出して・・・』
飯田君の指の動きが激しくなり、おちんちんがピクピクと脈動している。ボクは射精の瞬間を待った。
「先輩!!!先輩!!!!!」びゅるるっ!びゅっ!
おちんちんの先っぽから精液が勢い良く放出された。迸った液はボクの水着の上に点々と白い染みをつける。
『一杯出したね。』
ボクはおきあがり、射精後のかわいくうなだれたおちんちんに思わず手を触れる。
その時だった。
つづく