『流石にこれはちょっと…』
彼女は観光客で賑わうビーチで車から降ろされた。
コーストガードの連中と酒場ではじめた賭けトランプ
最初は勝ってたものの勧められるまま酒を飲みいつの間にか負けがこんでいた。
負けをチャラにする代わりに彼らが提案した事。
今日一日彼らの命令を聞きここで警備活動すること。それが条件だった。
素面に戻った今、そんな約束をしたことを後悔していた。
『あいつら絶対イカサマやったに違いないわ。』
露出癖のあるキメラ。普段でも野外のシューティングレンジではビキニでいることもある。
しかしここまで布地の少ない水着は潜入捜査で着る位だった。
あれは仕事だし、高級娼婦の彼女が相手をするのはいつも数人だった。
周囲には彼らの姿は見えない。どこからかカメラで見てるんだろう。
明らかに水着とはいえないその服装と、キメラ自身から漂うフェロモンに、
浜辺の男達のいやらしい視線が嫌というほど突き刺さってくる。
キメラは両手で下半身を覆う。
水着のボトムは性器をかろうじて覆うほどの大きさしかなく、彼女のブロンドの恥毛が周囲からはみ出している。
〜手をどけないと罰ゲームにならないよ。キメラ〜
耳元の無線からコーストガード達の声が聞こえる。
(せめてちゃんと手入れさせてくれてもいいのに…)
彼らは陰毛を剃ることを許してくれなかった。
〜そのまま浜辺をパトロールだ。〜
(恥かしい…)
ポルノビデオの撮影かと思ったのかカメラを探す者。近寄って卑猥な言葉をささやく者
ビーチに寝た男達は食い入るようにローアングルから股間を見つめている。
腰のベルトにぶら下げた拳銃がなければ、いつレイプされてもおかしくないだろう。
「お姉ちゃん、その格好。すげーな」
酔った中年が近寄り、嘗め回すようにキメラを見る。
「でかい乳ははみ出してるし、後ろは裸じゃんか。お巡りさんにつかまっちゃうよ。」
『私…警官だから…あっちにいきなさい…』
追い払おうとするが、男は彼女の前にしゃがみこみ、息がかかりそうな距離で股間を見つめる。
「ほんとに警官かい?こんなに毛はみ出させて…具も全部見えそうだ。」
『そんなところ見ないで!立ちなさい。』
「パトロール終わったら、一緒に飲もうよ。姉ちゃん、スキモノだろ。」
男の手がキメラの肌に触れる。はねつけようとする彼女の耳に指令の声が入る。
〜胸くらい触らせてやれよ。それじゃチャラにはできないな〜
容赦のない指令にキメラは男の好きにさせるしかなかった。
男の手が乳肉を持ち上げるようにつかみ、荒々しく揉む。
『うっ…もう…いいでしょ。』
何とか身を離そうと身じろぎするキメラ。
「乳首コリコリに立ってるな。」
男は布地越しに勃起した突起を指で挟みリズミカルに揉む。
『あんっ!!』
甘い刺激に思わず声を上げてしまう。
すでに汗で薄い水着は透け、乳首が丸見えになっている。
歩く度に小さな水着は食い込み、今や割れ目を隠す役目しか果たしていない。
「いい声出したな姉ちゃん。このまま俺の部屋で続きしねえか。」
男の両指がグニグニと両房の先端をまさぐる。
(こんな…浜辺で…駄目…)
キメラは必死に腰のホルスターに手をかける。
『それ以上やるなら、こいつでタマぶっ飛ばすわよ。』
「ちっ、お触りだけかよ。この淫乱女め!」
男は捨て台詞を残すと立ち去っていった。
(危なかった…)
露出癖がありM属性がある事を自覚しているキメラはこのまま公衆の面前で迫られるとどうにかなりそうな事を知っていた。
〜今度はあの人の多いあたりをパトロールだ〜
なにやらイベントでもしているのか人だかりのある場所へ向かわされる。
『やぁっ…』
不意に後ろから尻を撫でられキメラは小さく悲鳴を上げる。
かろうじて布地がある前面と違って、キメラの柔らかな巨尻を守るものは吊り上げる様に食い込んだ紐しかない。
人ごみのなか、むき出しの尻肉は見も知らぬ男達に撫でられ、もみしだかれる
その度に強い目つきで睨み付けるが、そもそもこんな水着を着ているのが原因なのだ。
『あうっ…』
行為はエスカレートしていた。
後ろから回された手が薄い陰毛をなで上げ、食い込んだ布地を押しこむように割れ目を擦る。
なんとか声を殺すも、キメラの唇からは甘い吐息が漏れる。
キメラは指を擦られる度に、割れ目がジュクジュクと反応し始めていることを感じていた。
男は我慢できなくなったのか、水着越しに硬くなった勃起を押しつけてくる。
(お尻に…こんなに硬い…駄目よ…こんなの駄目)
『止めて!!』
周囲の痴漢達を振りほどき、キメラは人ごみから何とか逃げ出した。
(ハア…ハア…)
キメラは全身が熱くなっているのを感じていた。
胸を隠すようにしながらさりげなく乳首を揉む。
『はふっ』
勃起した先端は小さな喘ぎ声を上げさせるほど敏感になっている。
割れ目もすでに充血し、愛液が滲み出していた。
ひとしきり隠れて乳首を愛撫するも、身体の昂ぶりは押さえようもなかった。
(もう…我慢できない…)
キメラは周囲を見回し、人気のない岩場へ向かった。
つづく